海外のオンラインカジノサイトで賭けをしたとして、千葉区検は21日までに賭博罪で、2021年東京五輪の卓球男子団体で銅メダルを獲得するなどした丹羽孝希選手(30)を略式起訴した。20日付。丹羽選手は同日、千葉簡裁から罰金10万円の略式命令を受けて納付した。
起訴状によると、2023年6月11日、オンラインカジノサイト「ステーク」に東京都内から接続し、暗号資産(仮想通貨)を元手にテニスの勝敗を予想する賭博をしたとされる。
丹羽選手は1月下旬、書類送検された。国内の卓球Tリーグは2月1日付で選手登録を抹消。日本卓球協会は倫理・コンプライアンス委員会で事実関係を調査している。
丹羽選手は17歳で12年ロンドン五輪に出場。16年リオデジャネイロ五輪の男子団体で銀メダルを獲得した。22年秋に国際大会から引退。Tリーグ岡山リベッツに所属していたが、書類送検を受けて契約解除された。