他人になりすましてTOEICの試験を受験しようとしたなどとして、中国籍で京都大学の大学院生の男が逮捕・送検されました。組織的にカンニングが行われていた可能性もあるとみられています。

有印私文書偽造などの疑いで逮捕・送検されたのは、中国籍の京都大大学院2年生王立坤容疑者(27)です。

王容疑者はおととい(18日)他の人物と共謀し、東京・板橋区で行われたTOEICの試験会場に侵入し、他人になりすました受験票を使い試験を受けようとした疑いがもたれています。警視庁によりますと、主催者側から「去年6月以降、別の名前で受験を繰り返している同じ顔の人がいる」という情報提供を受け、警視庁の捜査員が警戒に当たっていました。

王容疑者は試験会場で「受験票を忘れた」と申告し、会場で発行される仮の受験票に他人の名前を記入して、試験を受けようとしたことなどから逮捕に至りました。

取り調べに対し「英語の試験を受けることで報酬があると聞いたのでやった」と容疑を認めているということです。

王容疑者のマスクの内側からは3~4センチほどの小型のマイクが見つかっていて、問題の答を他の受験者に伝える目的などで試験会場に来ていたとみられています。

この会場では当日、受験予定者のうちおよそ3割が欠席していました。

警視庁は、組織的にカンニングが行われていた可能性があるとみて、調べています。