「ホテルへ行こう」セクハラを受けた新任教師はなぜ沈黙を強いられたのか? 「嫁入り前の娘だから」と説得されて……
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「一緒にホテルへ行こう」「胸とお尻はいい」。2022年末、新人だった高校教師の横山香奈さん(仮名、20代)は飲み会の場で、親子ほど年の離れた50代の校長からセクハラを受けた。校長は「お酒に負けてしまった」と釈明し、減給の懲戒処分を受けたが、学校側は処分を公表しなかった。 【写真】「まさか」15歳の長女のおむつを交換しようとしたら、500円玉大の血が付着 驚いて陰部を確認すると… 会話のできない娘 「このままでは野放しになる」でも警察は… 23年
それまで横山さんは、教育や部活指導に力を入れ、実績も残してきたつもりだった。だが「結局、女って性的な部分でしか評価されないのか」と、裏切られた思いだった。 一方、事態を知った上司や同僚たちは「外部には言わない方がいい」「まだ嫁入り前の娘だから」と、大ごとにしないよう横山さんを説得した。当初、「自分の身を心配してくれているんだ」と考えた横山さんは、学校法人への通報を済ませた後、約2年間、沈黙してきた。しかしいつまでたってもセクハラの事実は公表されず、校長の処遇も変わらないまま。「何かがおかしい」。横山さんは不信感を抱き始めた。(共同通信=武田惇志) ▽校長主催の飲み会で 問題が起きたのは私立大阪夕陽丘学園高校(大阪市天王寺区)だ。ホームページによると、運営する学校法人「大阪夕陽丘学園」は1939年、大丸(現、大丸松坂屋百貨店)の社長(当時)により創設された。高校と短大を経営し、「愛と真実」を建学の精神とする。高校は、生徒が中心となって教員らと対話を重ね、校則を見直す「ルールメイキング活動」でも知られる。
横山さんは2022年春に大学を卒業し、高校の体育教師になった。3年契約の非正規雇用だったが、ダンス部の顧問としても力を入れる日々を過ごしていた。 問題が起きたのは、2022年12月17日の土曜日に開かれた校長主催の飲み会だった。関係者によると、校長の派閥のための飲み会で、横山さんはそれまでにも3度、誘われて出席していた。 校長は別の学校で女子ハンドボール部の監督としてインターハイ優勝の実績がある。また、「ブラック校則」問題に関連し、生徒の自律性を信じるリベラルな校長としてメディアに好意的に報じられたこともあった。 横山さんは言う。 「校長と親しい男性教員から、日付が指定されて飲み会が案内されました。私は参加には乗り気ではなかったのですが、校長主催ということもあって、行かないと何か言われるかもしれないと思い、行っていました」 参加した計8人の教員らは、いつものように大阪・梅田で飲み会を開き、2次会に突入。場所は毎度恒例で、校長が好きなダーツができるスポーツバーだった。横山さんは、一部始終をこう説明する。 ▽「セクハラオンパレードでした」
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