【大宜味】本屋や工芸品店などが入居する沖縄県大宜味村の複合施設「喜如嘉翔学校」が6月に7室の宿泊施設「BUNA GAYA」の開業を目指している。新たな設備を導入するため、クラウドファンディング(CF)で資金を募っている。17日まで。(北部報道部・大庭紗英)
喜如嘉翔学校は、2016年に閉校した喜如嘉小の校舎を活用した施設。代表の山上晶子さんは、自身の子どもたちが喜如嘉小の出身で、閉校後、子どもたちの声が聞こえなくなったことにさみしさを感じ、学校を地域に開かれた場所にしたいと村の同小活用事業の公募に手を上げた。
22年から施設造りに着手。教室だった場所には工房や写真スタジオなどのテナントが入り、ことし4月には図書館だった場所にカフェがオープンした。
施設は、学校の雰囲気を残したまま、徐々に新たな地域の拠点に生まれ変わっている。今回「さらに長く滞在してどっぷり、この環境を味わってほしい」と宿泊施設への改装を決めた。
施設は、春には桜の木が一面をピンクに染め、オオゴマダラやフクロウが生息する自然豊かな環境の中、木の香りが広がる部屋で宿泊者が穏やかな時間を過ごす空間になることを目指す。
4月17日に開かれた宿泊施設の内覧会で山上さんは「村に伝わる精霊『ぶながや』のすみかをイメージした。幻想的な空間で心の安らぎを感じてほしい」と呼びかけた。
しかし開業へは道半ば。浄化槽や防災設備を設置する資金が必要で、1500万円を目標にCFに挑戦した。山上さんは「喜如嘉の時間を堪能してもらえる場所にしたい。ぜひ力を貸してほしい」と協力を呼びかけた。
問い合わせは喜如嘉翔学校、電話0980(43)0490。詳細はhttps://for-good.net/project/1001855から。