いわき信組の旧経営陣 大口融資先に10億円以上を不正融資

いわき市に本店があるいわき信用組合の旧経営陣が、市内の大口融資先の企業の資金繰りを支援するため、自社の役員や親族など個人の名義を使ってう回させ、10億円以上を不正に融資していたことが分かりました。

いわき信用組合によりますと、平成20年7月ごろから平成23年2月ごろにかけて、当時の複数の経営陣が市内の大口融資先の企業の資金繰りを支援するため、自社の役員や融資先の企業の役員、それに親族など個人の名義を使ってう回させ、不正な融資を繰り返していたということです。

不正に融資した額は、これまでの調査で判明しただけで10億円以上に上るとみられるということです。

このほか、▽平成26年7月ごろ、支店に勤務していた係長が4500万円余りをみずからの預金口座に移して着服し、これを当時の経営陣が隠蔽していたこと、▽平成21年6月ごろ、支店に勤務していた次長が金庫にあった現金を一時、着服したことを当時の支店長が報告していなかったことも、あわせて公表しました。

これらの不祥事はことし10月、旧ツイッターの「X」上で関係する投稿があったことをきっかけに行われた内部調査で判明しました。

前会長の江尻次郎氏は不正融資や不祥事の隠蔽に関わっていたとして、今月1日付けで引責辞任しています。

信用組合は外部の弁護士などでつくる第三者委員会を立ち上げ、調査を進めるとしていて、いわき信用組合の本多洋八理事長は「調査結果を待って適正に対応し、信頼回復に全力を挙げて取り組んでまいります」と謝罪しました。

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