サンダラー (Thunderer)
性能諸元
・基本性能
| Tier | 10 | 種別 | 特別艦艇(石炭) |
|---|---|---|---|
| 艦種 | 戦艦 | 派生元 | - |
| 国家 | イギリス | 派生先 | - |
| 生存性 | 継戦能力 | 82,900 | |
| 装甲 | 19-456mm ・防郭 32-436mm ・艦首・艦尾 32mm ・砲郭 51-456mm ・装甲甲板 32mm | ||
| 対水雷防御 | ダメージ低減 | 28% | |
| 機動性 | 機関出力 | 135,650馬力[hp] | |
| 最大速力 | 29.5ノット[kt] | ||
| 旋回半径 | 940m | ||
| 転舵所要時間 | 10.4秒 | ||
| 隠蔽性 | 通常 | 副砲 | 主砲 | 火災 | 煙幕 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 海面発見距離 | 15.66km | - | - | 17.66km | 0.0km | |
| 航空発見距離 | 12.53km | - | 0.0km | 14.53km | - |
| 射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
|---|---|---|---|---|
| - | Mk X mod.1 | 21.5km | 228m |
| 主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| - | 457mm/45 | 4基×2門 | HE弾 8,200(63%) AP弾 14,900 | 26.0秒 | 36.0秒 | HE Mk II AP Mk II |
| 副砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| - | 133mm/50 Mk I | 8基×2門 | HE弾 1,900(8%) | 6.7秒 | 7.3km |
| 対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 爆発数 | 秒間ダメージ | 命中精度 | 有効ゾーン | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 爆発半径内 | 継続的 | ||||||||
| - | 短 | 20mm Oerlikon | 4基×2門 | - | 49.0 | 70.0% | 0.1-2.0km | ||
| 中 | 40mm Bofors Mk VI 40mm Bofors Mk VII 40mm STAAG | 7基×6門 8基×1門 12基×2門 | - | 612.5 | 75.0% | 0.1-3.5km | |||
| 長 | 133mm/50 Mk I | 8基×2門 | 4 | 1,610 | 77.0 | 75.0% | 0.1-6.0km | ||
・アップグレード
| スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 | スロット5 | スロット6 |
| ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
搭載可能アップグレード
| 1 | 主砲兵装改良1 | 主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50% 主砲および魚雷発射管の修理時間 -20% | |
| 副兵装改良1 | 副砲の抗堪性 +100% 対空砲座の抗堪性 +100% | ||
| 弾薬庫改良1 | 自艦の弾薬庫誘爆率 -70% | ||
| 応急工作班改良1 | 応急工作班の有効時間 +40% | ||
| 2 | ダメージコントロールシステム改良1 | 浸水発生率 -3% 火災発生率 -5% | |
| 機関室防御 | 主機損傷確率 -20% 主機修理時間 -20% 操舵装置損傷確率 -20% 操舵装置修理時間 -20% | ||
| 対空防御砲火改良1 | 対空防御砲火の有効時間 +20% 消耗品「対空防御砲火」の準備時間 -10% | ||
| 3 | 主砲改良2 | 主砲装填時間 主砲旋回速度 +15% | |
| 副砲改良1 | 副砲最大射程 +20% 副砲弾の最大散布界 -20% | ||
| 対空砲改良1 | 優先対空セクターの準備時間 -20% | ||
| 射撃システム改良1 | 主砲弾の最大散布界 -7% 魚雷発射管旋回速度 +20% 副砲最大射程 +5% 副砲弾の最大散布界 -5% | ||
| 4 | ダメージコントロールシステム改良2 | 浸水復旧時間 -15% 消火時間 -15% | |
| 推力改良2 | 最大出力への到達時間 -50% 艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上 | ||
| 操舵装置改良2 | 転舵所要時間 -20% | ||
| 5 | 魚雷発見システム | 魚雷の強制捕捉範囲を 1.8km という固定値に向上 | |
| 隠蔽システム改良1 | 発見距離 -10% | ||
| 操舵装置改良3 | 転舵所要時間 -40% 操舵装置修理時間 -80% | ||
| 艦艇消耗品改良1 | 艦艇の消耗品の動作時間 +10% | ||
| 6 | 主砲改良3 | 主砲装填時間 -12% 主砲旋回速度 -13% | |
| 射撃管制装置改良2 | 主砲最大射程 +16% | ||
| 副兵装改良2 | 副砲の装填時間 -20% 対空兵装による継続ダメージ +15% 対空兵装の砲弾の爆発半径内に対するダメージ +15% 消耗品「対空防御砲火」を使用中の対空兵装斉射による爆発数 +2 |
・消耗品
| スロット | 消耗品 | 使用 回数 | 準備 時間 | 有効 時間 | 効果 |
|---|---|---|---|---|---|
| R | ∞ | 80 | 15 (21) | 火災・浸水・損傷したモジュールの修復 | |
| T | 4 | 60 | 28 | 自艦のHPを回復する 回復量:最大HPの 0.6 [%/秒] | |
| Y | 4 | 80 (72) | 40 (48) | 対空兵装の秒間ダメージ:+50 [%] 中・長距離対空兵装の砲弾の爆発半径内に対するダメージ:+300 [%] |
注:括弧内は各レアアップグレード搭載時の値
ゲーム内説明
戦艦サンダラーは、 二次大戦中にイギリスが得た造船に関する知見に基づき、火力を強化した戦艦として設計されました。457 mm 砲を採用していた点が大きな特徴であり、この砲は 1920 年代前半に開発され、イギリスの艦載砲システムとしては最も強力なものでした。
ヴァンガードが起工した後、イギリス戦艦はさらなる大型化を目指して開発が続けられました。選択肢のひとつとなったのが、第一次世界大戦後にG-N 計画案の戦艦や巡洋戦艦用に開発された、457 mm砲を搭載する構想でした。この構想をゲーム内で再現したのが、戦艦サンダラーです。
解説
イギリスTier10プレミアム戦艦。
石炭により武器庫で入手可能。
0.10.1.0アップデートに伴い、武器庫からは撤去された。
- 主砲
ツリー戦艦Conquerorがかつて搭載していた、30mm装甲を強制貫通可能な457mm砲8門を搭載している。
...のだが、精度が向上しいわゆるシュペー散布界になっている(シグマは気持ち下がった1.9だが)。
しかも装填時間も短縮されて26秒になっており、手数も多い。さらに砲塔旋回速度も向上しており、門数の少なさを補って余りある性能である。
引き続き24.3kmの長い射程があり(ナーフされ21.5kmとなった)、HEは63%という、ミッドウェーの爆撃機並みの発火率をもつため、全弾命中すればほぼ確実に火災を起こすことができる。APも口径なりに強力。
Tier10巡洋艦をぶち抜くことができるAPと、大量のHPを持つTier10戦艦を叩きのめすことができるHE。
特に欠点らしい欠点もなく、この艦の価値の殆どを占めていると言って過言ではない。
ちなみにIFHEで貫通力を強化するとHE貫通力が148ミリとなるが、一部軽巡洋艦の防郭を貫通できるくらいで特に変化はない。火災発生率半減のデメリットが非常に大きいため、特別なこだわりがなければIFHEを取る価値は無い。
- 空襲爆雷
以前は射程僅か6kmと対潜能力が低かったが13.1より標準の射程となった。戦闘機は搭載できないままの為、たまたま発見する事はできないが、後述の転舵性能から誘導魚雷を避けるのは得意である。
- 対空
戦艦としては珍しく対空防御砲火を持つ。
ただし高Tier英国戦艦の例にもれず長距離対空砲がやや貧弱なため、過剰な期待は禁物。
3.5kmからの中距離対空は強力なため、個艦防衛能力は高い。(HEで壊されていなければ)
- 抗堪性
Conquerorと同様Tier10戦艦の中ではワースト2位*1。
そして高Tier英国戦艦の特徴であった強力な修理班は搭載しておらず、耐久面ではConquerorにも劣る…もののその仕様はTier7までのツリー英戦と同じ毎秒0.6%、28秒動作のCT60秒という性能であり、ツリー英戦と異なるところだが戦艦の修理班としては唯一バイタルダメージを33%回復できる仕様となっており優遇されている。
また、バイタルの位置もConqueror同様高く調整されているため、タンクとしての性能はBourgogneと大差ない場合もある。
極めて慎重にHPを払い出すべき艦であり、また一方的なレートで敵を処理できなければ試合に負けてしまうだろう。
装甲もバイタル上昇の調整がなされた後のConquerorと同一。
艦首甲板は32mmであり、Republiqueなどと同様203mmやIFHE付152mmHE弾への耐性がまるでない。
更にはバイタル天面でさえも32mmの薄さであり、大和および武蔵は天敵である。 - 機動性
速度は29.5ノットとT10戦艦としてはやや遅いが、転舵所要時間が巡洋艦並みの10.4秒。Khabarovskより速い。一応駆逐艦のはずだが
この艦のもう一つの特徴であり高Tier戦艦としてはTier8のVanguardに次ぐ。勿論T10戦艦の中では最良値である。
大きな船体がクルクル回るため、狙う側としては初見ではびっくりするかもしれない。
とはいえ安定して弾を回避できるほどの機動性ではない。跳弾姿勢をとったり魚雷回避には役立つのでしっかり活用しよう。
- 隠蔽性
英国戦艦の例にもれず、マッチング帯でも最良クラスの隠蔽性を誇る。
Conqueror同様、順当にアップグレードや艦長スキルを適用すると12.3kmになる。
これは大型巡洋艦と同等かそれ以上であり、彼らにとっては絶対に出会いたくない相手と言える。
- 総評
攻撃面で相性の悪い相手というのがおよそ存在せず、Tier10艦屈指のダメージディーラーといえる。
試合時間を通じて生存し、敵艦を速やかに消耗させていくことが主な役割となるだろう。
しかし一方で、タンクとしての能力はずば抜けて貧弱と言わざるを得ない。
ゲームシステム上、得意であろうがなかろうが戦艦が戦線を維持できなければ負けてしまう。
芋っているだけでは貢献にならず、「攻撃は最大の防御」を目指す必要がある艦である。
史実
本艦は18インチ砲連装4基という艦型から、1920年10月の戦艦試案「L2」がモチーフだろう。
ただし船体のデザインは後年のヴァンガードに近く、ゲーム内説明や設計年の表記からしてもL2案そのものでは無いと思われる。
考えうる設定としては戦後にヴァンガードを発展させる形で設計した船体に、L2やI3に用いるはずだった18インチ砲を新規の連装砲塔*2に収めて搭載した、といったところだろうか。
小ネタ
- 艦名について
「Thunderer」(雷鳴を落とす者)という名前は史実だとLion級戦艦の4番艦の計画名称にあたり、ツリーtier10艦の「Conqueror」の名前は同計画の3番艦にあたる。
またサンダラーという名前自体も他のWoWs架空艦同様先代がおり、1代前のサンダラーはOrion級戦艦の4番艦で、こちらはロイヤルネイビー初代サンダラー(戦列艦)から数えて5代目にあたる。
- 砲弾について
本艦の搭載する18インチHE弾は敷島を除くゲーム内の全艦艇で最も重い砲弾である(1814kg)。
またAP弾も1506kgとヘビー級なのだが、こちらはGeorgiaやOhioの18インチ砲が搭載する米国謹製SHS(1746kg)と比べると軽い。
ちなみに18インチ以上の口径を持つ大和の46cm砲弾はAP弾が1460kg、HE弾はさらに100kgほど軽い。英国18インチHEには何が詰まっているのか
残念ながら敷島の51cmという暴力的な口径には負けている(あちらはAP、HE共に2620kg)。
ついでに、砲弾一発あたりのお値段が400Crという超高額であるのも気を付けたいところである。プレミアム艦艇と勘違いしてで小遣い稼ぎとばかりにノーマルアカウントでCOOPに行き、景気よく撃っているとすぐに大赤字になる。やはり砲弾には厳選茶葉が詰まっているに違いない
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