※日経エンタテインメント! 2023年12月号の記事を再構成
EXPG高等学院の学長として、2023年に初の卒業生を送り出したTETSUYA。10月には教育・育成事業を総括する新会社として設立した「expg」のCEOに就任。「EXPG STUDIO」「EXPG高等学院」など4つのブランドカテゴリーをトータルに見て、率いる立場となった。時代の変化に対応して今取り組むべき課題、教育への思いを聞いた。
──新体制のexpg全体の教育カリキュラムをTETSUYAさん自身で作成しているのですか。
僕の中で理想的なカリキュラムとしてこれから構築していきたいものはあります。EXPG STUDIOは、EXILEという大きな看板のもと出来上がったエンタテインメントスクールだったので、EXILEの活躍と共に大きく拡大もしましたし、それがあって20年の歴史も積み上がってきました。一方で、時代は大きく変化しています。教育の考え方や先生たちの在り方も、夢の持ち方やかなえ方も、この20年で大きく変わってきているので、それに合わせたEXPGにしていかなくてはいけないなと強く感じています。
EXPGの対象となる世代は、3歳から成人になるまでと幅広く、長い間大切な時間をお預かりすることになるのであれば、その年齢や世代に合ったカリキュラムを作っていかなくてはいけないと思っています。EXPG高等学院は、僕が学長を務めるなかで、それをしっかりと作ることができました。今後は、そこにつながるキッズ教育をはじめ、中学生になるにつれて起きる心や体の変化なども考慮したカリキュラムにする必要もありますし、社会人になったり進学したりするときには、彼らが経験してきたことが今後どう生きるのかも考えていかなくてはいけない。キッズから社会に出るまでを全部つなげていく作業が、これからやるべきことかなと思います。今、「点」では結構できていますが、「線」につなげていくのが課題ですね。
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