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たんかれ臆測note/イ。 ー本人訴訟において警備法廷を行う威信ついてー

  2025年5月13日、借金玉氏原告の民事裁判の傍聴は、午前中に外せない所用が入り諦めていたのだけれど、開廷は15時30分との訂正告知もあって、

それなら何とかなるだろう♪と強行して傍聴に行って来ましたよ。

 
はい。何とかなりませんでした。

傍聴で平日の半日を不在にした分の穴埋めは、丸三日かけてもまだリカバリー出来たとは言えないのだけれども、それでも傍聴して呆気に取られたことを言語化して少し書き残しておこうと思う。
*noteは気ままに編集/削除する。


はじめに

  先に少しネタばらししておくと、

このポスト一つで閉廷後に蕎麦を食べていたと思う程度ならともかく、印象と情報を取り違たまま空想の足しにして、そのままSNSにご開陳してしまうような方は、控えめに言って日常会話からして酷く面白くないか、情報として捉えたものに対する慧眼に欠くか、或いは普段から論理的思考が出来ていないのだろう。
SNSの楽しみ方は人それぞれだーね


暴力装置429号

  東京地裁の建屋に入る時点でX線の手荷物検査、金属探知機ゲートによるボディーチェックがある。今回の鉄火場は429号法廷。
”警備法廷”とも呼ばれるすこぶる評判の宜しくないこの法廷を傍聴するには、スマートフォンを始めとする電子情報機器の類は法廷内には持ち込めないため、鞄や傘等の手荷物と合わせて裁判所職員に預けなければならない。
そう言えば、火種になるライターはわかるけれど、タバコの持ち込みもNGと言われていたメトロン星の方もいた。

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メ「ダメだってさ」

その上で注意事項の目視確認を促されつつ、再度金属探知機を使ったボディーチェックが求められる。
筆記具の他、どうやら腕時計はOK。持ち込めるようだ。実用書?と思われる書籍を持ち込む人もいた。
一連の手続きを終え、傍聴席に座ったところで


自分は呆気に取られていた。


  入廷時に身分証明を行うことはなく、財布の中身を見せることもなければ、靴を脱ぐこともベルトのバックルを外すこともない。
持ち込むものが筆記具を模した何か?でないかの確認もしない。
この程度のセキュリティチェックなら悪意があれば凶器になる物は持ち込める。
然して広くもない法廷の傍聴席からは、腰の高さほどの木製の柵を踏み越えればその先には遮蔽物はない。
手前の原告被告席までは勿論、突き当りに座るであろう数の足らないチェッカーフラグにも一気に駆け寄れる直線距離。
これなら警備に駆り出された丸腰の職員に直接介入される前に(強P+強K)を挟む余地すらある。
なにしろ、見える所にデコ助警官がいない。

…ナニコレ?緩い…いや、弛すぎやしねぇか?

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ダーティーコーチとは言っていない
(のちのメトロシティ市長である)

そう、この悪名高い警備法廷、セキュリティーがユルユルなのである。
Level3にも満たない程度のセキュリティーで、本当にこれが警備法廷なの?

自分はそう呆気に取られていた。

  それにしても、警備法廷の警備レベルは裁判所の裁量でセキュリティを細かく設定が出来るにしても、裁判所の建屋に一歩入ってしまえば、後はそのままエレベーターで17F、43部の執務室までノーパス。執務室のフロア内でステルス出来ててしまうのは、さすがにどうかと思うよ?

裸のヴァイキング

  傍聴席に入った時には既に書記官一人と相手方弁護士は所定の場所に着席していた。相手方弁護士は持ち込んだノートPCで何やらお仕事中、書記官はお地蔵様だった。
  ノートPCを開き、開廷前の空き時間を使って少しでも仕事を進める相手方弁護士を後目に、自分はこんなポストを思い出していた。 

  借金玉氏が言っていたように裁判所の中では法曹人は優遇されている。
裁判所の入り口からして違い、入った瞬間から鉄火場の中に至るまで。
きっと先人がゴネ倒して勝ち取ったものなのだろう。
  ひっきりなしに若干1名の職員が法廷の出入りはするものの、なかなか法廷に姿を見せない借金玉氏に何名かの傍聴人が焦れ始めた頃、それまで微動だにしなかったお地蔵様も立ち上がり他の職員ともども法廷の出入りを繰り返し始めてから…程なくして、法廷の外の廊下から怒号らしきものが。

 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

瞬時に最適解として脳内でセットされた入場曲

は脳内で再生されることはなかった。


自分は呆気に取られていた。

満を持してそこに現れたはずの借金玉氏は


全裸だった。


  勿論、借金玉氏は服を着ていた。上着は予告通りのフーディーだ。なかなか馴染んでいる。自分のスタイルを確立していることは見て直ぐにわかった。
ただ、直感的に自分には借金玉氏が全裸であるように思えた。
そして、この直感がそう間違っていなかったことを確信するのに時間はかからなかった。

  原告席までたどり着くと、借金玉氏は持っていた中身の詰まった分厚いチューブファイルをわざと大きな音が出るように机に叩きつけた。
そう、借金玉氏は用意していた裁判資料を法廷に持って来ていた。後述もするが、この点において借金玉氏が期日までに書面を書き終えていなかったと断定は出来ない。
(それを読み上げる機会も無かったのだけれどもね)

開廷リチュアル

  憮然とした借金玉氏が原告席に着いて程なく裁判官2名を引き連れ、裁判長が入廷。失礼な話だけれど裁判長と他の裁判官2名は明らかにキャリアにギャップがあるように感じた。合議審議に変わったと言ってもこれでは2:1で裁判官の意見が割れることはないだろうと感じた。失礼な話だけれども。
  何故か裁判長はニヤつきながら入廷してきたように見えたのは良いとして、裁判長はお地蔵様書記官と一言二言交わし。その後書記官は借金玉氏の元へ。書記官からペンを受け取り軽く会釈する借金玉氏。

いやいや、傍聴人が20名程度はいる今回の法廷で
またそのパフォーマンスいる?


…とは思わなかった。
借金玉氏はペンを持っていなかった。

傍聴人だって筆記具は持って中に入れたんだぜ?
本人訴訟の原告が、なんで筆記具持って無いの?

  裁判所が借金玉氏に課したセキュリティレベルは、身分証明もなく入廷した傍聴人よりも数段高いもので、借金玉氏は裁判資料を収めたチューブファイル以外を取り上げられて429号法廷に入って来ていた。
仮に借金玉氏が唯一法廷に持ち込むことを許されたこのチューブファイルが裁判資料と関係が無いものだったのなら、この鈍器も没収されていたことだろう。

  原告が一番最後に法廷に入ってきた理由も法廷入る前の怒号の理由も容易に想像が出来た。

自分が呆気に取られていたこの警備法廷の正体は、高度な、現代の異端審問だった。

空転レギュレーション

  開廷したところで審議が進むハズは無い。
これまで借金玉氏がXでチラ見せしている一連の裁判資料は本訴に留まるものでは無い。これまでに起こった借金玉氏として切り離す事が出来ない「ひとつなぎの事件」を綴ったものだ。
借金玉氏としては委任状を始め、不当な手続きを経て判決や却下が下され現在に至っていることの認識を、判決や却下を下して来た裁判所に確認し続けるのは至極当然とも言える。
一方の裁判長は委任状の真偽不問を崩さない。
そりゃそうだ。委任状の真偽を訴えた裁判ではないのだから。
裁判長は本訴と直接関係しない不規則発言を決して認めることはしない。
借金玉氏が本訴を続ける意思が有るのか無いのか?有るのなら新たに陳述し直せば良い。但し、無制限には待たない。
裁判長は理路整然とした姿勢を示した。

  レギュレーションが異なるこの二つが噛み合うワケがない。
但し、この点は借金玉氏も予めわかっていたことだろう。
そして、どのレギュレーションを選ぶかの決定権は借金玉氏自身が持っていることも。

閉廷ラップバトル

  何をラップとするか?異論はあると思うけれど、自分がラップバトルだと思ったやり取りは終盤にあった。正確性に欠くので申し訳ないのだけれども、ラップバトルは以下のやり取りから始まった。
「次回期日は2025年6月19日 11:00からでどうでしょうか?」裁判長がそう促すと相手方弁護士はスマートフォンと取り出しスケジュールを確認、
「6月19日11:00でお受け出来ます。」
これが相手方弁護士が開廷して発した最初で最後の発言だった。
一方の借金玉氏は即答出来るはずがない。
スケジュールを入力しているであろう情報端末はおろか、この法廷にはスケジュール帳すら持ち込めていないので確認のしようがない。一度決まった期日は余程のことがない限り変更は認められない。借金玉氏が即アンサーに窮するのは必然だった。
「…では、次回期日は2025年6月19日 11:00からで宜しいですか」裁判長は勝負どころを心得ている。
借金玉氏は「次回期日はweb期日を希望します。」と切り出すも、「今はそのような考えはありません。」、「今は、そのような考えはありません。」
勝敗は裁判長のこの強烈なパンチラインで決した。
  つまり、裁判長は本人訴訟でも職務権限でweb期日にすることは適法だが、web期日は選ばずにこの警備法廷を続けると宣言したのだ。
そして、裁判所から傍聴人より高いセキュリティを課せられた原告が希望したweb期日に対し、「どのような条件が揃えばweb期日を検討するのか?」極めて重要であるはずのそれを告げることなく裁判長は閉廷を宣言した。

裁判の威信を酷く毀損する光景に

自分は呆気に取られていた

  閉廷の宣言と共に我々傍聴人と借金玉氏は一緒くたに外の廊下へ追い立てられるように退出した。

まとめUGH

  「裁判に裏技もハックも無い」

これは借金玉氏を批評する際に用いられたレトリックだけれども、どうやら「ハメ技」ならいくらでもあるようだ。

  あの日あの法廷内に、木製の柵の向こう側も含め、何人の法曹関係者がいたのかわからないし、きっとそんな関係者はいなかったのだと思うけれど、この異端審問を目の当たりにして誰も揺さぶられるものは無かったのだろうか。

いや、ハッキリ言おう

この裁判の進め方は借金玉氏の人権を無視したもので不当だ。


民事訴訟における本人訴訟において裁判所が警備法廷にするのは勝手だが、訴訟当事者web期日を希望し、裁判官がweb期日とする考えがなく警備法廷を続ける判断をするのならば、裁判官はその職権によって弁護人を選出すべきだ。
そのための職務権限や法律が無く、そのために立法が必要だと言うのであれば、自分はその立法に賛同する。

臆測Nothing

  今回は審問会の傍聴をレポートつもりで書き始めたので臆測らしいものは無いのだけれども、借金玉氏は本訴を取り下げることはしないのではないかしらね。その上で却下やむなしとするか。
いずれにせよ本訴での裁判所の決定では、どう転んでも事態は大きく動かない。
そう言った意味で借金玉氏から2025年6月9日までに本訴の訴状が提出され、次回期日の6月19日に陳述するか否か自体には自分は関心が無い。
自分は、どのレギュレーションを選択するのか?は借金玉氏に決定権があると思っているのだけれど、既にその行使の条件は揃っているのか?、まだ何かを待っているのか?そちらの方に関心が向いている。

それでは雰囲気だけでも。

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…やっつけでは、これ以上寄せられなかったよ

そんじゃ♪

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SMILE PRINCESS 時折、それに触れたくなり、僕はピンクのドアに手をかける。 Somebody who is nobody.
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