トクリュウ対策 中核人物摘発と違法ビジネスモデル解体を指示 楠芳伸警察庁長官

全国会議で訓示する警察庁の楠芳伸長官=13日午後、警察庁
全国会議で訓示する警察庁の楠芳伸長官=13日午後、警察庁

闇バイトを通じた強盗や特殊詐欺の実行役などの背後にいる「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」の取り締まりを強化するため、警察庁は13日、東京都千代田区で、「全国司令塔会議」を開いた。警察庁や都道府県警などからトクリュウ対策の司令役が集まり、楠芳伸長官は「匿名性の裏に潜む中核的人物とその違法なビジネスモデルの実態を早急に解明し、解体する必要がある」と訓示した。

昨年、交流サイト(SNS)を介した投資詐欺やロマンス詐欺、特殊詐欺の被害総額は全国で約2000億円に上り、今年も深刻な状況が続く。

楠長官はそれらの犯罪にトクリュウグループが深く関与していると指摘。その上で、警察の総力を結集し部門や都道府県警を超えた情報の集約と分析を行い、警察庁と都道府県警が連携して戦略的な取り締まりを行うよう指示した。

中核的人物の摘発と違法なビジネスモデルの解体に向けた対策を指示し、「新たな治安対策上の脅威に的確に対処し、国民の安全安心な暮らしを守る責務を果たしてほしい」と述べた。

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