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病院を移っても「ミスを連発」

なお、患者とその家族は松井被告を刑事告訴しただけでなく、2021年8月には、松井被告と病院を経営する赤穂市を相手取って損害賠償を求める民事訴訟を提起しており、現在も係争中である。

さらに松井被告は2021年8月に赤穂市民病院を依願退職し、大阪市の医誠会病院(現・医誠会国際総合病院)に勤務し始めた。しかしそこでも、搬送された当時90歳の新型コロナ患者が透析を受けられず死亡したことに関与したとして、患者の遺族が病院を相手取り、2024年2月に約4960万円の損害賠償を請求する民事訴訟を起こしている。

松井被告自身も、2021年と2023年には、前述した赤穂市民病院の元上司であるB医師から「長時間叱責されるパワハラや、殴られたり、病院の階段から突き落とされたりする暴行を受けた」などとして、赤穂市民病院の元上司の医師を刑事・民事の双方で訴えた(刑事は不起訴)。

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その後、被告は医誠会病院も退職し、2023年6月から大阪府吹田市にある吹田徳洲会病院の救急部門に移った。しかし吹田徳洲会病院でも、救急搬送された患者の傷の縫合ミス、症状・病状データの取り違えなどのミスを頻発させたという。

この顛末は2024年5月、「週刊現代」が同病院救急部門スタッフの内部告発にもとづいて詳細に報じている。詳しくは【「指に針を突き刺して…」決死の内部告発!『脳外科医 竹田くん』のモデル医師が吹田徳洲会病院で「デタラメ診療」連発、院内は大混乱】をお読みいただきたい。

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