『脳外科医 竹田くん』の影響については、漫画の表現が、松井医師を不当に貶めるようなものではなかったことを裁判所も認めたと受け止めています。漫画の描写にしても、訴訟を起こしたAさんやそのご家族の動機にしても、被告を貶める目的ではなく、こうした異常な医師による異常な事態がどうして止められなかったのか、それを明らかにしたいという気持ちが表れたものだと言えます。

(松井医師は)漫画によって社会的評価を低下させられたわけではなく、あくまでも医師の行為・対応を世間が(厳しく)評価しているということだと思いますし、そうした感覚と一致するような判決だったと思います」

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ウェブ漫画が争点になったことも含めて、異例づくしだった今回の裁判、そして判決。松井医師は、この同じ医療過誤をめぐって在宅起訴されており、今後は刑事裁判も行われる。今回の判決は、刑事訴訟にどう影響を与えるだろうか。

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