SNSや電話によるうその投資話などで被害相次ぐ
長崎県内でSNSで知り合った人物からうその投資話を勧められ、現金およそ100万円をだまし取られるなどの被害が相次いでいて、警察が詐欺事件として捜査しています。
先月、県内の60代の男性はSNSで「田中悦子」と名乗る人物と知り合い、「旅館の予約を取れば、その予約が買い取られ、差額分が利益になる。一緒にやらないか」などとうその投資話を勧められました。
男性はこの話を信じて、指定された口座に7回にわたって現金を振り込み、あわせておよそ100万円をだまし取られたということです。
また、12日は長崎市の20代の男子大学生が13日は長崎市の20代の女性が、警察官を名乗る男から電話があり、「あなたはマネーロンダリング事件の容疑者です」などとうその説明を受け、関わっていないことを証明するために、現金などを送るように要求されました。
いずれもにせの逮捕状などを見せられたことから話を信じ、男子大学生はおよそ50万円相当の暗号資産を、女性は現金33万円をだましとられたということです。
警察はいずれも詐欺事件として捜査するとともに、SNSでうその投資話を持ちかけるSNS型投資詐欺や警察官などをかたって金銭をだまし取るニセ電話詐欺などに注意するよう呼びかけています。