「何を言っているか」と「誰が言っているか」本来、大切なのは「何を言っているか」です。
しかし、それを正しく判断するには、その分野に関する基礎知識や、情報を見抜く洞察力、そして判断力が必要になります。
だからこそ、自分が専門外の分野については、どうしても「誰が言っているか」に頼らざるを得ないところがあります。ところが、コロナ禍を通じて気づいたのは、
肩書や経歴は、誰が正しいかを見極める上で驚くほど役に立たないという事実でした。そして、自分の専門分野で観察してはっきりわかったことがあります。
2人が対立しているとき、「強い言葉を使う側」「感情を煽る側」「人格攻撃を仕掛ける側」は、たいてい嘘をついていました。たぶん、本当に正しいことを言うのに、強い言葉は要らないからなのでしょう。この経験則は、他の分野にも応用できると考えています。