高松 瀬戸内国際芸術祭客ら25人乗船の船で火災 全員救助
16日夕方、高松市の沖合で「瀬戸内国際芸術祭」のツアー客など25人を乗せた船で火災が発生しました。全員、救助されてけが人はいないということで、海上保安部が当時の状況を調べています。
高松海上保安部によりますと16日午後5時40分ごろ高松市の男木島沖を航行していた船の船長から「火災が発生した」と通報がありました。
火災が起きたのは、岡山県倉敷市の「六口丸海運」が所有する「第二十七むくじ丸」で、先月から開催されている「瀬戸内国際芸術祭」のツアー客21人のほかに、船長1人、船員1人、ツアーガイド2人のあわせて25人が乗っていましたが、近くを航行していた漁船に全員、救助され、けがをした人はいないということです。
船は、16日午前に高松港を出港し、土庄町の豊島や岡山県の犬島を巡ったあと、高松港に戻っている途中に、機関室を換気する装置から煙が出ているのを確認したということです。
その後、鎮火した船を男木島へえい航していたところ、午後9時ごろ、現場付近の海域で沈没したということです。
高松海上保安部は、船の関係者から話を聞くなどして、当時の状況を詳しく調べています。
船に乗っていた60代の男性は、「瀬戸内国際芸術祭のツアーに参加していました。私は一番前に乗っていたが後方のほうから煙が上がって、息を吸うのも苦しくなるくらいで、そのうちに火の勢いも強くなってこれは大ごとだと思った。命が助かって良かった」と話していました。
船に乗っていた県外の2人組の女性たちは、「船長が火が出たとか消火器では消せませんとか言っていました。けっこう煙がすごくて目が痛くなって、せきこみ窓から顔を出しました。すぐに漁船1隻が助けに来てくれてパニックになることなく乗り移りました」と話していました。