伊勢原市唯一の酒蔵、吉川醸造(同市神戸、合頭義理(のりみち)社長)が醸す純米大吟醸の「一升びん」が今春、「第21回ガラスびんアワード2025」の最優秀賞を受賞した。独創的なデザインや機能性などが評価された。関係者は「日本酒好きに加えて新たな層にも身近に感じてもらい、日本酒ファン拡大を目指したい」と話している。
同賞は業界団体が主催し、今回は昨年1年間に発売されたガラス瓶商品を対象に全国から143件、210本の応募があった。その中で日本酒の一升瓶ながら「冷蔵庫のドアポケットに収まる」「再利用してずっと活躍していく未来が想像できる」ことなどから最優秀賞に選ばれた。
同酒蔵は、コロナ禍の影響で全国的に一升瓶の生産が縮小し、一時的に市場から消えたことで、オリジナルの瓶を作ろうと考えた。顧客から寄せられた「家庭用の冷蔵庫に入らない」という課題解決を模索。ドアポケットに2リットルのペットボトルが入るなら、一升(1・8リットル)の瓶も入るのでは、と建築設計の経験がある合頭社長自らが底面を楕円(だえん)形にしてバランスを取るなどデザインし、化粧品の瓶を作る企業が製造に協力した。
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