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文学フリマは「宝探し」 システムエンジニアが書いた小説、“働きたくない”テーマのZINE 魅力を取材

2025年5月17日 6:40

■あえて失敗を伝えるワケ

なぜ、あえて失敗を書いたのか? 聞いてみると「失敗の話の方がみんなが好きそうだったのもあるので(笑)。面白がってもらえるかなというところで作りました」と回答。植物を育てて失敗した人たちと直接、雑談ができるところも文学フリマならではの面白さだと語りました。

看板に“働きたくない”というワードが掲げられ、目を引いていたのが“嫌働舎(けんどうしゃ)”を名乗る女性3人組。元々は大学の同級生で、卒業後に“働きたくない”という話が共通で出たことをきっかけに、“働きたくない”をテーマにしたZINEを作り始めたといいます。

内容は、色々な職業の人たち(漫画家やYouTuberなど)の働きたくない気持ちを寄稿してもらいまとめたり、3人がそれを受けて新しく気づいたことなどを編集後記として執筆したりしています。

本を通して伝えたいことを聞くと、「働きたくないと思ってしまうことがダメなんじゃないかとか、思ってしまう自分を責めてしまう部分ってあると思うんですけど、働きたくないと思うことを肯定できたら」と話しました。

嫌働舎の3人は、今回が6回目の参加だという文学フリマの常連。イベントの魅力について、「書店に並ぶものではなかなか見られない本を出せる機会。周りの出店者も他では読めない、面白いとがった本がいっぱいある」と語りました。

■異なる出版社の編集者が集結 テーマは“本の困りごと”

さらに、こんな出店者も。『困ってる人文編集者の会』は、「本の周りの仕事、たとえば編集者・書店員・ブックデザイナーがそれぞれ仕事の中で困っていることをコンセプトに、エッセーを集めた」というZINEを販売していました。

手がけているのは、柏書房・KADOKAWA・筑摩書房といったそれぞれ出版社が異なる現役の編集者3人。最新号となる第5号は“あきた。”がテーマで、「言い換えると仕事のマンネリ化。本を依頼して書いてもらって編集して…があるんですけど、一連の流れになっている。どうやって1個1個新鮮に作っていくか、みんなが“こういう工夫しているよ”とか、“困ってるよね”と言っていたら元気が出てくる」といったコンセプトで制作しているといいます。

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■現役の編集者に聞いた“文学フリマの魅力”
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