文学フリマは「宝探し」 システムエンジニアが書いた小説、“働きたくない”テーマのZINE 魅力を取材
■『文学フリマ』ってどんなイベント?
『文学フリマ』は2002年に初開催。東京は今回で40回目を迎えました。2025年はすでに終了しているものを含めて全国で8都市(京都・広島・東京・岩手・香川・札幌・大阪・福岡)、計9回開催が予定されているイベントです。
プロ・アマを問わず出店することができ、ジャンルは小説・物語・詩・俳句・短歌・ノンフィクション・エッセー・評論など文章作品が中心。今回の出店数は2746にのぼり、主催者発表によると来場者数は1万6111人 (出店者が4850人、一般来場者が1万1261人)を記録しました。
日テレNEWSの記者が会場を訪れると、開場前から長蛇の待機列ができるほどの盛況ぶり。若者や家族で来場している人たちなど、幅広い世代の姿が見えました。
どんな出店者や作品があるのか? ブースを取材しました。
■システムエンジニアがテーマを決めて小説作り
まず訪れたのは、普段は横浜にあるソフトウエア開発会社でシステムエンジニア(SE)として働いている会社員たちで構成された『408 Request Timeout』。
5人で書いたという短編集『深夜三時の叙情』の特徴は、「SEやシステム屋が仕事で使うようなワード・概念を使って作品を書く」こと。
たとえば、「データベースのシステムで、“強い一貫性”と“結果整合性”という概念がある。それを人間関係に置き換えるとどういうことになるのかを小説の中で表現した」と、内容を説明してくれました。
■趣味の植物育成を日記に
趣味である植物の育成日記を書いているという会社員の男性は、『いや植物よりお前が成長しろ』というインパクトのあるタイトルの本を販売。「失敗記録みたいな感じ。育てていて難しかったこと、失敗したことの日記」だといいます。