別の悩み
ここ数日、「高橋」に早朝から大声で起こされて熟睡した気がしない日々が続いている。
正直、かなり苛立ってもいる。
現「高橋」=本名「室伏」?=Sはやはり一人芝居をしていた。
と言うのは、あるとき「高橋」がいつものように何人かが話しをしているかのようにひとりでしゃべっているのを聞いてしまった。
その時はある人物では男の役で話し、ある時は女の役で話していた。
以前にも操作を誤ったのか、違う人の声になってしまったことに気づいたことがあった。
本人は当たり前のようにボイスチェンジャーで声色を次々変えながら、あたかも数人のグループが関わっているかのように見せているが、その実ほとんどの部分を一人で芝居をしているようだ。
まえから、いつも同じようなメンバーが次々と話しかけてくるので何とヒマな人達だと関心していたのだが・・・・。
不思議なことに誰か一人がしゃべっている時は他の人物は絶対話してこない。
「高橋」がここまで数人の人格になり切ってお芝居ができるのは不思議で不気味なほどだ。
ことによると「高橋」は精神病的多重人格者かもしれない。
あるいは彼が常用していると言っていたアンフェタミンの作用なのか。
もちろん彼も眠るらしく、その時はコンピューターの自動応答プログラムが私の相手をしたり、彼の奥さんが相手をしている。
私が寝ている時間は、プログラムを作ったり私に暗示を語りかけているようだ。
彼のグループの実際の人間は現「高橋」=「室伏」?=Sと彼の妻、あとは「山内」という人物、それに不動産屋の関係者のようである。総勢6~7名だろうか。
「高橋」は私の件で予定通りに行かなかったばかりか損失を関係者に追求されていてかなり焦っているようだ。
さらに、「発注元?」から行動に制限を加えられているようだ。
・・・・・と、ここまでは転居以降も犯人たちが私に関与している場合を考えた。
ここからは別の考え・・・・・
自分にとってはあまり考えたくない方向ではある。
もう転居から3ヶ月になるのにここまでしつこく実際に犯人たちが関わってくるのかという否定し難い疑問がある。
私に初代「高橋」が攻撃を仕掛けたのは私の気のせいではないのはたくさんの録画テープの映像や音声ではっきりしている。
彼のグループは私からすべてを奪い、自殺か精神病に仕立てたかったのだろう。
それで様々な手立てを講じて私を追い詰めてきた。
でも、もしかすると、今はそれらの事件の後遺症というかトラウマ、あるいは犯人たちが仕掛けた後処理に悩まされているだけかもしれない。
転居後は・・・
1、システム的な問題なのか室内の音声をいくら録音してもそれらしい音声は記録されていない。
2、侵入された具体的な形跡もない。(もしかすると無くなっているものがあるかもしれないが・・・)
3、「高橋」に関係する人物が尋ねて来てもいない。
4、何か不審なものが残された事も無い。
5、いくら彼らが失敗したとはいえ、私に四六時中まとわりつくには相当な費用がかかるだろう。
犯人らが経済的な目的で犯行を行ってきたなら新しいターゲットに取りかかったほうが余程理に適う。
6、時々私の独り言?の相手をしてくれる「オートプログラム」が使われ出したのも転居作業中だ。
これらを考えると、もしかしたら転居がハッキリした時点で私に強い暗示をかけ、私が追求に乗り出すのを止めさせようとしたのかもしれないと思える。
初代「高橋」が姿を消したのもちょうど転居を決めた前後だ。
私に被害が続いている妄想を与えておいたほうが都合が良かったのかもしれない。
・・・・どちらが今の時点の真実なのか?
旧宅から離れて時間が経つにつれ真相を確かめたほうがいいと思う気持ちがだんだん強くなってきた。
*初代「高橋」は「ゆたかグループ」を率いて私に仕掛けてきた人物で、どこかの大きな組織から引き継いだ企画グループから雇われたと言っていた。「自然死」に見せかけて殺害するのが目的だそうだ。