母と娘の陰湿なバトルを終わらせる。
東京在住の女性M様から「明日の朝沖縄行くからデートしましょ!」とご連絡をいただいた。私の正しい使い方である。メールや電話は面倒臭い。会うのが一番手っ取り早い。関東に来た時に連絡しようかと思ったが、自分から会いにいけばいいのだと思った。圭吾さんのことを思いながらピラティス行ったりカフェ行ったりなんてまっぴらごめんだなと思った。人生初の沖縄。沖縄行きを決めたら、モヤモヤが一発で消えて楽しみで仕方がなくなった。M様は、そのようなことを言った。
優しい私は車を手配して、空港に迎えに行った。ドライブが大好きなM様は、沖縄の絶景に発狂しながら「だけどまだまだこんなもんじゃねえだろう!!沖縄の本気を見せてくれ!!」と叫んだ。途中までは景気の良かったM様だが、会話の内容が内面に向かった途端、いきなり潰れた。威勢の良かった声は張りを失い、地獄の呪詛ボイスになった。私は「お前は誰だ」と言った。これはもはやM様ではない。M様に取り憑いた悪霊が、M様をこれほどまでに陰湿にさせていると思った。悪霊の名前は母親だ。母親の呪いがM様を潰した。
母と娘の陰湿なバトルを終わらせると、人生はボーナスタイムに突入する。母親の呪いは強烈で、教育ママのように「あれをしなさい」「これをしなさい」と強制してくるタイプもいれば、表面的には優しくて「あなたを信頼しているから」とか言いながら、あなた(娘)が自由に生きたら私は死ぬと脅迫してくる真綿で首絞めタイプもいる。M様の母親は後者で、あなたのためとか言いながらいろいろやってくれるのだが、ほっといてくれない。趣味がないから「家族が趣味」みたいなことになり、ほっとけば直るものを手取り足取り邪魔をして、余計に悪化をさせる過干渉マザーだ。
私は「悪霊退散!!」と言った。正確には「お前の母親は陰湿だ。相手に何かして欲しかったら、お願いするなり餌で釣るなりするのがコミュニケーションで、自分が傷ついた姿を見せて相手をコントロールしようとするのは最悪だ」と言った。コントロールをコミュニケーションと勘違いしている輩が多過ぎる。私は、その手には乗らない。陰気で死ぬなら、そのまま死ね。死にたい奴は、死ねばいい。陰湿な態度は気分が悪い。俺は気分よく生きたい。お前の母親どっか行けと言った。
ボロボロ涙を流しながら、M様は「勝手にヒーリングされてんじゃねえよと思われるかもしれませんが、陰湿って言葉が本当にその通り過ぎて、衝撃的なことを言われたはずなのになぜだかものすごい癒されてしまった。正直に言うと、二十歳くらいの時に『家族のみんなが死んだら私も自由に生きられるのに』とか思っていたのに、私は愛されて恵まれていると言い聞かせ続けてきた。私はまず、一人で立てるようにならないといけないのだと思う。沖縄に来て本当によかった。今、目に映るすべてが輝いて見える」と言った。素晴らしい成果だ。支配的な人と一緒にいると、自分が自分を「一人では生きていけない人間」だと思い込むようになる。だが、そんなことはない。一人でも余裕で生きていけるし、何もできなくても、必要となれば人間はなんだってやるようになる。また一人の女性を救ってしまった。息を吐くように人を癒す男。俺。ヒーリング無職、今日も行く。
おおまかな予定
5月16日(金)沖縄県那覇市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
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