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「同じことの繰り返しに」仙台市長がけん制、東北労災病院の”移転断念”、移転予定地に仙台医療圏の病院を公募する富谷市等の案に

2025年5月13日 18:45
「同じことの繰り返しに」仙台市長がけん制、東北労災病院の”移転断念”、移転予定地に仙台医療圏の病院を公募する富谷市等の案に

仙台市にある東北労災病院が、富谷市への移転を断念したことについて、仙台市の郡市長は「仙台でも高齢化による医療需要は増加する」として、仙台医療圏から富谷市の労災病院・移転予定地に移転する病院を公募するとの案を、けん制しました。

東北労災病院は、県の病院再編による富谷市への移転について、資金確保が難しいとして、5月9日に断念しました。

富谷市長らは、富谷・黒川地域では救急搬送に対応する病院が少ないとして、労災病院の移転予定地だった場所に、仙台医療圏から移転する病院の公募を検討しています。

仙台市・郡和子市長
「高齢化も進んでいくと考えると、仙台市内の医療需要はますます増加していく。4市町村の首長が県に対して要請したのも、思いはわからないわけではないが、東北労災病院が現地存続となったけれど、また同じことの繰り返しになる」

郡市長は、仙台の病院への救急搬送も、今後高齢化で増加する可能性があるとして、富谷市へ病院を移転する案をけん制し、今後 県とも協議を続ける考えを示しました。

最終更新日:2025年5月13日 18:45
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