南海電鉄は5月15日、2025年度の設備投資計画の概要を発表しました。
8300系を12両新造するほか車内防犯カメラ設置、ホームドア設置、新観光列車計画が明らかになりました。
【8300系新造】
現時点において、南海線用か高野線用かは判明していませんが、今年度は8300系について、12両が新造される見通しです。
なお、今年度の12両を含めた2027年までに8300系40両を導入する見通しであることも言及されています。
【高野線 新たな観光列車】
南海高野線において、高級感あふれる新たな観光列車を、難波駅から極楽橋駅間で運行する見通しです。
(高野線新観光列車車内イメージ@プレスリリースより)
車両は4両編成で、2200系を種車とした「天空」の後継ぎの位置付けとしています。
高級感を重視した内装やインテリア、快適な座席とパノラマビューを楽しめる車窓などを採用するほか、地元の食材を使用したお食事の提供も計画している模様です。
【防護無線システムの導入】
踏切に取り残された公衆を発見するなど緊急の際に、電波を発信して、付近の列車に対し直ちに緊急停止 を指示する防護無線システムについて、高野線導入に向けた準備が進められていく見通しです。
【ホームドア関連】
中百舌鳥駅1・2番線において、ホームドア設置に向けた工事に着手するとともに、新今宮駅1番線に、転落検知センサーを試験導入し、実証試験 を開始します。
この他新造車両8300のほか50000系など、計152両に設置します。2025年度末には、全車両812両(ケーブルカー含む)のうち、51%の車両(412両)に設置完了する方針です。
また、鉄道研修センターの教育機器の更新、駅ホーム施設更新、連続立体交差事業、変電設備の更新などが言及されました。
(追記)
一部内容追加・補足
2025年度鉄道設備投資計画について(南海電鉄)
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