ホリエモンの戸籍廃止論に反論。足立康史背乗り裁判。国会議員は戸籍法改正で成りすましを防げ! (2025.5.13) No.1015




私が度々言及してきた例の背乗り(成りすまし日本人)藤井一良(かずよし)こと呉思国氏が、正しく中国人だと示す新たな証拠となる「中国の戸籍」を先日取り寄せた。そして今後彼が隠蔽工作など出来ぬよう、裁判所で証拠保全の手続きをとってきた。

ここで冒頭からやや余談になるが、氏との訴訟額が一億円なので裁判の手続き費用として納める印紙代がなんと48万円にもなる。48万円分の紙幣はそれなりの大きさも厚みもあるが、印紙にすると大きめの郵便切手サイズで6枚ほどになってしまう。それでも自分にとってはやはり48万円の価値があるのだが、驚いた事に裁判所は印紙の受領書一枚出してくれないのだ。もし裁判所側で紛失したらどうするのか、責任の所在はどうなるのか、彼らは絶対に証明しようとしない。警察も同様で、せっかく証拠を提出しても、やはり受領書に類するものは出してくれない。しかし既に、警察が不用意に証拠を破棄したり紛失したりした事件は実際に報道されている。こんないい加減なシステムを、日本はそろそろ止めなければいけないと思う。

さて本題だが、この5月から戸籍法が改正される。ところがこの改正が決して十分とは言えないのだ。以下、フリーナンスマグの記事から一部引用する。

「戸籍のフリガナ記載が必須に!戸籍改正法は2025年5月施行」
2025年(令和7年)5月26日に、「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等の一部を改正する法律」が施行されます。この法律は、戸籍法・住民基本台帳法等の一部改正を含むものです。この改正により、戸籍や住民票の記載事項に氏名の「フリガナ」が追加されます。

この改正、決して悪くはないのだが「フリガナだけ」では不十分で「ローマ字表記」も合わせて登記しなければ不正は防げない。その最たる例が呉思国氏だ。彼は藤井カズヨシと名乗っているくせに、パスポート(のローマ字表記)は藤井カジヨシで申請しているのだ。しかも彼は藤井カズヨシ名義のパスポートも申請していて、日本国のパスポートを2つも所持している事になる。こういう抜け穴を塞ぐには、必ずローマ字での戸籍登記もしなければいけないのだ。

ローマ字登記で防げるもう一つの犯罪は、クレジットカードの不正利用である。多重債務者などがクレジットカードを使えなくなって信販会社のブラックリストに乗り、新規発行もできなくなった時、自分の名前の「ローマ字表記」だけ変えて申請すると「別人」になれてしまうのだ。例えば、日本人・謎の大量死「おかしくないですか!?」を出版された藤江成光先生、正しくは藤江マサミツと読むのが本名だが、このマサミツで(仮に)ブラックリストを食らったら、(ローマ字で)ナリミツですと申請すれば意外と通る場合があるという事だ。これはあくまで例であって、藤江先生がそんな不正をしているわけではないので誤解のないように。要はそんなトリックが存在するという事だ。

それではなぜ、こんなトリックが可能なのか。パスポートやクレジットカードの名前にフリガナはなくローマ字表記があり、戸籍は改正法でもフリガナだけでローマ字表記がないので、互いに本人確認の照合が出来ないからだ。この食い違いを逆手にとって、会社を潰してブラックリストを食らった会社経営者などがまんまと新しいクレジットカードを持てたりしているわけだ。こんなトリックを許す抜け穴は塞いでしまわなければいけない。

そもそも戸籍以前に、日本には婚姻届の偽装という問題がある。偽装の婚姻届を出されていつの間にか婚姻関係が結ばれている、知らない間に誰かが婚姻届を出して自分が結婚してしまっていたという事件が世の中には意外とあるのだ。原口一博議員もそういったケースをいくつか見てきたという。日本はこの不正をちゃんと防ぐ政策や法案を作っていかないといけない。

自分が知らない間に(法的な)婚姻関係を結ばれてしまうという事は、財産権も向こう(不正な配偶者)に発生するわけで(真の配偶者だけに許される権利を)悪用し放題なのだ。こういう法の抜け穴を悪用して藤井家を乗っ取ったのが、まさに呉思国氏の係累なのである。

中国残留邦人として認定された日本人で藤井治さんという方がいた。その藤井治氏が他界された後になって、呉思国氏の祖母が婚姻届を出しているのだが「実は中国で結婚していました」という手紙を送っただけで(死後婚姻であるにもかかわらず家庭裁判所の審理もなく)婚姻届が受理されてしまった。(どんなに不透明な手続きでも)いったん婚姻届が受理されてしまえば、子孫は自動的に日本国の国籍と戸籍が取れてしまう。実は息子がいましたと40年遅れの出生届を出しても、呉思国の父・呉也凡氏は日本人になれてしまい、孫の呉思国氏も日本人藤井一良となり、どんどん「偽の家系・偽の日本人」が増えてしまったわけだ。婚姻者両人の意思をきちんと証明せずに、婚姻届の紙切れ一枚申請したらもう婚姻が(法的に)成立してしまう現制度の不備は、何らかのルールを作って防いでいかないと、日本人の戸籍は乗っ取られ放題になってしまうのだ。

【編注:藤井家乗っ取りについては note.com の記事「Fが遂に『呉思国』だと法廷で自白」および「厚生労働省がF氏の国籍を公表」などをご参照ください。】

この制度の不備を喜んで利用しているのが藤井であり呉思国氏であり、そういう法の抜け穴を助長し擁護しているのが足立康史元衆院議員という、本当に国会議員になってはならない人だ。権力の濫用しかしないこんな人物を、今年夏の参院選で擁立するという国民民主党に私は本当にがっかりだ、少なくともこの件に関しては。この国を守る気があるのかと心底疑う。

戸籍を乗っ取るのがいかに簡単なのか知ってほしい。戸籍の抜け穴から財産まで乗っ取られるのだから。先ごろ古市憲寿(のりとし)氏はXの投稿で「一部に戸籍を偏愛する人がいますよね。なんでただのデータベースに愛を持てるかわからないですが。」とかおっしゃったが、そういうデータとか謄本が無かったら、あなたが持っている不動産があなたのものだと、どうやって証明するのかと問いたい。(データベースが無ければ)誰かが入り込んで占有してしまったらその人のものになってしまうが、それでいいのかと。不動産には登記簿謄本があり、あなたという人物を証明するには戸籍謄本があり、だから登記簿謄本に載っている名前・住所・生年月日と戸籍謄本記載の人は同一人物だと確認でき、初めて当該不動産はあなた固有の財産だと証明されるわけなのだ。これほど大事な登記簿や戸籍が必要ないと言うのであれば、家など買わずにホームレスのようなお暮らしをされればよいのではないか。私はそう思う。

戸籍の扱いを疎かにしたら、どれほど恐ろしい結果が待っているか考えてほしい。表題に掲げた各件は、別々のようでいて、実は根で繋がっているのだから。

コメント

非公開コメント

プロフィール

山本 健次

FC2ブログへようこそ!