DTM音楽制作と椅子
完全に人それぞれだと思いますが、私は私なりに研究した結果、DTM音楽制作時の椅子として、キャンピング・チェアが体に合う(かつ安価で気楽)という結論に(今の所)達し、大体同じような椅子を買い続け、今4つ目です。
制作内容によってはどうしても長時間の作業(1週間ほぼぶっ続けとか)になるので、昔はずっと眼精疲労と肩こり腰痛(後に2度ギックリ腰)に悩まされていました。
で、試座(って言うのでしょうか、初めて使います)出来るお店で色々座ってみたりして、一度ちょっと良い感じのワーキング・チェアを買ったのですが、使用してみても身体疲労は軽減せず。
10年くらい前、ギックリ腰になり(ベッドで1週間くらい横になっていて、寝ながら買ったばかりのiPhoneでアンビエントを初めてちゃんと作り出しました。ダンスから寝転がりという、身体性的に自分にとって象徴的な出来事でもあります) 、DTM辛いな〜と思っていた時、たまたま座ったキャンピング・チェアが調子良く、キャンピング・チェアを作業椅子にする発想は浮かんでいなかったのですが、使用を続けると、体に合っているような感覚がありました。
ギックリをやって気がついたのは、それまで椅子を、硬さ、形状、身体への負荷といったポイントでちゃんと理解していなかったということ。
単純に言えばお尻の位置の素材と広さが大事で、硬いものだと、体と対峙するような感覚があり、ジワジワとダメージが来るのですが、キャンピング・チェアのように布で身体の重さを受け止める、重さを分散するような素材だと、腰への負担が少ないと気がつきました。
(当たり前なのかもですが)手すりがあるかないかも、重さの分散という面で重要です。
それ以来、回復したとはいえギックリ再発を注意して過ごす必要があるので、お店などでも、手すりがなく硬そうな素材の椅子だと、なるほど体に悪そうだ、など、見た目よりも身体への負担を瞬時に意識するようになりました。
ということで、それ以来コールマンの3000円くらいのキャンピング・チェアを使い、壊れたら(へたばったら)買い替えるというスタイルです。
また、DTMの話で言えば、ハードウェア機材なども色々使うと、どうしても同じ場所で作業する必要があり、同じ体勢で椅子に座り続けるのにも嫌気がさし、PC中心で、喫茶店や、家の中でも別の場所、ソファとかでも作業出来る体制に移行(一時期、iPadだけで曲作ったりしていて、アンビエントのリリースなどはそのスタイルなのですが、現状、それで作れるジャンルと作りにくいジャンルがあるというか、細かい綿密な作業には限界がある)。性格的にルーティンが苦手なので環境を変えられるのも合っていました。
もちろん、ミックスなど、スピーカーからちゃんと音を出し、正しい位置で聴き作業する必要がある工程もあるのですが、昔のように同じ場所、同じ姿勢がずっとというのがなくなり、眼精疲労、肩こりなど、大分軽減しました。
つまり、私がDTMをやられている方に(お節介ながら)伝えたいのは、椅子はめちゃくちゃ大事! 椅子はめちゃくちゃ大事! ということです!
見た目、インテリア調和的に、など、他の視点もあるとは思いますが、背に腹はかえられません。
自分の体に合った椅子だと疲労感が全然違います!
皆様の健康で幸せなDTMライフを願っております。
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