島根女子大生殺害

「事故で亡くなり、かわいそうと思っていたのに…」事件への関与浮上の男の地元で動揺広がる

 男が死亡したのは、平岡さんの遺体が見つかったわずか2日後の21年11月8日。すでに他界していた父親の墓参りから戻る途中、山口県内で事故を起こし、同乗の母親=当時50代=とともに焼死したという。

 2人の死後、男の弟が実家を建て替えるとともに、美容室を開業。ただ、最近になって「一身上の都合で閉店します」との紙が急に張り出され、向かいの駐車場にあった店の看板もブルーシートで覆われたという。

 弟の姿も見られなくなり、事件との関係を気にした同級生の男性(38)が17日に電話したが、つながらなかったという。

 男と中学時代に同級生だった息子を持つという近くの女性は、男について「少し堅いイメージで、真面目な印象だった」と振り返り、「悪いことをするようには見えなかった。信じられない」と漏らした。

 一家をよく知る男性(81)は「昔は元気よくあいさつしてくれる明るい子で、弟と一緒に買い物に出かける姿が印象的だった」といい、「幼いころを思い出しても、事件と関係しているとは思えない」と戸惑い気味に話した。

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