ユニボールはいいぞ
※第2弾の「ユニボールはいいぞ赤編」はこちら 第3弾の「ユニボールはいいぞ2025最新 青編」はこちら

三菱鉛筆といえば、ユニ。そして、その三菱鉛筆が生産している水性・ゲルインクボールペンは「ユニボール」と呼ばれます。油性ボールペンとは違う、ユニのような心地よい書き味を持つボールペンということで、そのような名前が付けられたのでしょう。(たぶん)
現在、「ユニボール」シリーズとして発売されているペンは、ゲルインクではone、シグノ、シグノ307。水性インクではeyeとAIRがあります。手持ちではAIR(エア)がありませんでしたが、その他の4種類を持っていたので、書き比べてみました。
書き比べてみて驚いたのは、どれも非常に書きやすいというのはもちろんなのですが、それぞれに特徴があって、用途に合わせて選べる!ということです。それぞれのペンについて、まずはインプレしてみましょう。
書くときは0.5mmで書きましたが、写真に写っているのは0.28mmです。
ユニボールシグノは、三菱鉛筆のゲルインクボールペンとしてはもう老舗と言ってよいおなじみのペンです。キャップ式とノック式があり、キャップ式のシグノは150円。0.28mm, 0.38mm, 0.5mmの3種類の字幅があります。
シグノの特徴は、何と言っても描線のシャープさ。意図した太さの線を、にじむことなく正確に、変化することなく描くことができます。つまり、字幅は打っ立てでもトメでも太ることなく一定で、特に細字では細いまま安定して描けるということ。細字の線のシャープさは日本一と言っていいと思います。
「ユニ」ボールの名の通り、書き味はユニ鉛筆の硬度に比例する感覚。0.28mmは削りたての4Hの鉛筆といった感じで、カリカリしつつも正確な字を書ける感じ。0.5mmは4Bの鉛筆といった感じで、滑らか。筆者はHB程度のちょうどいい細さと滑らかさの0.38mmがグッドバランスで一番好きです。
文具王の高畑氏が、シグノのペン先カバー~ペンポイントまでのスラッと一直線に伸びたデザインの美しさを力説していますが、これも鉛筆削り器で止まるまで削った鉛筆に通じるシャープさがデザインに表れているのではないかと考えています。コーン型のペン先は、先端までの距離感も適切で、コントロールがしやすいです。
ということで、細字で美しい字を書きたいならシグノ!筆者は0.38mmがオススメです。
ちなみに、インク量が多くて安い、キャップ式「スタンダード」(0.5/0.8mm)、キャップ式「太字」(1.0mm)、ノック式RT(0.38/0.5mm)、RT1(0.28/0.38/0.5mm)もあります。ノック式リフィルはC-300系の無印良品のゲルインクボールペンとしても売られています。
307のみ0.7mmです
ユニボールシグノの進化形として発売されたのがシグノ307です。溶剤のゲルに「セルロースナノファイバー」を採用したのが特徴で、早書きにもついてくる滑らかなインクフローを実現しました。伊勢志摩で開かれたG7か何かの首脳会談でもノベルティで配られたんじゃなかったかな。
この307のみ0.7mmなので評価は参考までに、という感じではありますが、黒の色は若干薄めだけどメチャクチャ滑らか、という感じです。走り書きでも全然へこたれない。ゲルインクボールペンのジェットストリームという感じです。若干にじむのと、若干裏うつりするのと、普通のシグノに比べると耐水性も若干低め、ということで、若干犠牲になっている性能はあるものの、代えがたい滑らかさとフローの安定性が得られます。
東大生がノートに最適と勧めるペンです。授業中に速記するには、ノック式で使いやすいし確かにいい書き味かもしれません。0.5mmくらいならノートに細かく書くにも困りません。
あと、個人的にはカーボン調のデザインもかっこよくて好きです。軸に"SigNo 307"の刻印が見えますが、これは0.7mmだけのもの。これが0.5mmだと"MICRO 307"になるんです。だから、筆者は刻印にこだわって0.7mmを選びました。白ボディの0.38mmもありますが、これだと確かsuper micro 307とかになるんじゃなかったかな。0.7mmを使い切ったら、これに0.5mmか0.38mmを入れて使う魂胆です。
ちなみにシグノ307のリフィルはC-300互換で、ノック式シグノやユニボールワンとも完全互換なので、流用はかなり幅広くできます。筆者は0.7mm赤を無印キャップ式に入れて赤ペンにしてます。
<シグノ・シグノ307の筆跡>

ユニボールアイは、今回唯一の直液式水性ボールペン。ボール径は0.5mm、インクは水性顔料で、非常に高い耐水性を誇ります。以前青色はご紹介しました(見返すとペンの写真がなかった)。
青色同様、黒も大変美しい濃淡が楽しめるのが特徴です。ペンの重量バランスがいいのか、筆者はユニボールアイで書くといつもの3割ほど字が上手に書けている気がします。アイもコーン型のペン先ですが、シグノ同様距離感がつかみやすく、ペンのコントロールがしやすいです。0.5mmとある程度の太さもあるので、トメやハライといった線の表情も実に付けやすいです。
軸に窓が付けられているので、インク残量が確認しやすい…と言いますが、まぁライバルのパイロット・Vコーンは軸全体がスケルトンなので、その辺は微妙です(軸の塗装も剥がれやすいし)。
インクの蒸発などは十分抑えられており、数ヶ月放置してもキャップさえ付いていれば快適に書けます。リフィル交換はできませんが、キレイな字が書けるペンとして、万年筆以外ではユニボールアイを「勝負ペン」にしています。地味なデザインではありますが、青ともどもオススメです。
このペンは既に記事にしております。
ポスカの黒に限りなく近い、黒の中の黒。ダークマターが配合されていると噂の、吸い込まれそうな黒です。この黒さを体験するためだけにユニボールワンの黒を買ってみる価値があります。一本だけ買うなら、ちょっとずっしり高級なユニボールワンFもいいですね。字幅は0.38mmと0.5mmがあります。
黒さを実現するためか、インク粘度がやや高めで、早書きにはついてこないことがあります。字幅が太いと線の中心にボールが接紙してインクが抜ける「中抜け」も発生します。が、この黒さを一回体験してしまうと、書類は全てこれで書きたくなります。ちなみにめちゃくちゃ濃い色ですが、紙に浸透せずに乾燥する技術が採用されているため、裏抜けは一切ありません。
例えばノートの重要箇所は、何で書きますか?普通は、「赤」で書きますよね。でも、筆者は「ユニボールワンの黒で強調」というのを提案しています。鉛筆・シャーペンで書いてあるノートの中にユニボールワンの黒があると、下手な赤より何倍も目立ちますよ。黒で文字を書いて赤で下線、というのが最強かもしれません。(普通の箇所をシグノ307、強調箇所をユニボールワンという組み合わせもいいかも)
少し打っ立て(線のスタート)でインクがドバッと出がちで、フローもシグノに比べるとそこまで安定していないので、書きやすさ・字の綺麗さという点ではシグノやアイに劣りますが、なにより書いた瞬間「何これ!?」と驚いてしまうほどの黒さ、一度は味わってみてください。
ちなみにリフィルはノック式シグノと完全互換のC-300系。他の軸に入れて使うのもいいですね。
<ユニボールアイ・ワンの筆跡>

ということで、日本の筆記具の雄、三菱鉛筆が技術の粋を集めて作った珠玉のボールペン、用途に合わせていかがですか。
三菱鉛筆といえば、ユニ。そして、その三菱鉛筆が生産している水性・ゲルインクボールペンは「ユニボール」と呼ばれます。油性ボールペンとは違う、ユニのような心地よい書き味を持つボールペンということで、そのような名前が付けられたのでしょう。(たぶん)
現在、「ユニボール」シリーズとして発売されているペンは、ゲルインクではone、シグノ、シグノ307。水性インクではeyeとAIRがあります。手持ちではAIR(エア)がありませんでしたが、その他の4種類を持っていたので、書き比べてみました。
書き比べてみて驚いたのは、どれも非常に書きやすいというのはもちろんなのですが、それぞれに特徴があって、用途に合わせて選べる!ということです。それぞれのペンについて、まずはインプレしてみましょう。
1.ユニボールシグノ
ユニボールシグノは、三菱鉛筆のゲルインクボールペンとしてはもう老舗と言ってよいおなじみのペンです。キャップ式とノック式があり、キャップ式のシグノは150円。0.28mm, 0.38mm, 0.5mmの3種類の字幅があります。
シグノの特徴は、何と言っても描線のシャープさ。意図した太さの線を、にじむことなく正確に、変化することなく描くことができます。つまり、字幅は打っ立てでもトメでも太ることなく一定で、特に細字では細いまま安定して描けるということ。細字の線のシャープさは日本一と言っていいと思います。
「ユニ」ボールの名の通り、書き味はユニ鉛筆の硬度に比例する感覚。0.28mmは削りたての4Hの鉛筆といった感じで、カリカリしつつも正確な字を書ける感じ。0.5mmは4Bの鉛筆といった感じで、滑らか。筆者はHB程度のちょうどいい細さと滑らかさの0.38mmがグッドバランスで一番好きです。
文具王の高畑氏が、シグノのペン先カバー~ペンポイントまでのスラッと一直線に伸びたデザインの美しさを力説していますが、これも鉛筆削り器で止まるまで削った鉛筆に通じるシャープさがデザインに表れているのではないかと考えています。コーン型のペン先は、先端までの距離感も適切で、コントロールがしやすいです。
ということで、細字で美しい字を書きたいならシグノ!筆者は0.38mmがオススメです。
ちなみに、インク量が多くて安い、キャップ式「スタンダード」(0.5/0.8mm)、キャップ式「太字」(1.0mm)、ノック式RT(0.38/0.5mm)、RT1(0.28/0.38/0.5mm)もあります。ノック式リフィルはC-300系の無印良品のゲルインクボールペンとしても売られています。
2.ユニボールシグノ307
ユニボールシグノの進化形として発売されたのがシグノ307です。溶剤のゲルに「セルロースナノファイバー」を採用したのが特徴で、早書きにもついてくる滑らかなインクフローを実現しました。伊勢志摩で開かれたG7か何かの首脳会談でもノベルティで配られたんじゃなかったかな。
この307のみ0.7mmなので評価は参考までに、という感じではありますが、黒の色は若干薄めだけどメチャクチャ滑らか、という感じです。走り書きでも全然へこたれない。ゲルインクボールペンのジェットストリームという感じです。若干にじむのと、若干裏うつりするのと、普通のシグノに比べると耐水性も若干低め、ということで、若干犠牲になっている性能はあるものの、代えがたい滑らかさとフローの安定性が得られます。
東大生がノートに最適と勧めるペンです。授業中に速記するには、ノック式で使いやすいし確かにいい書き味かもしれません。0.5mmくらいならノートに細かく書くにも困りません。
あと、個人的にはカーボン調のデザインもかっこよくて好きです。軸に"SigNo 307"の刻印が見えますが、これは0.7mmだけのもの。これが0.5mmだと"MICRO 307"になるんです。だから、筆者は刻印にこだわって0.7mmを選びました。白ボディの0.38mmもありますが、これだと確かsuper micro 307とかになるんじゃなかったかな。0.7mmを使い切ったら、これに0.5mmか0.38mmを入れて使う魂胆です。
ちなみにシグノ307のリフィルはC-300互換で、ノック式シグノやユニボールワンとも完全互換なので、流用はかなり幅広くできます。筆者は0.7mm赤を無印キャップ式に入れて赤ペンにしてます。
<シグノ・シグノ307の筆跡>
3.ユニボールアイ (uni-ball eye)
青色同様、黒も大変美しい濃淡が楽しめるのが特徴です。ペンの重量バランスがいいのか、筆者はユニボールアイで書くといつもの3割ほど字が上手に書けている気がします。アイもコーン型のペン先ですが、シグノ同様距離感がつかみやすく、ペンのコントロールがしやすいです。0.5mmとある程度の太さもあるので、トメやハライといった線の表情も実に付けやすいです。
軸に窓が付けられているので、インク残量が確認しやすい…と言いますが、まぁライバルのパイロット・Vコーンは軸全体がスケルトンなので、その辺は微妙です(軸の塗装も剥がれやすいし)。
インクの蒸発などは十分抑えられており、数ヶ月放置してもキャップさえ付いていれば快適に書けます。リフィル交換はできませんが、キレイな字が書けるペンとして、万年筆以外ではユニボールアイを「勝負ペン」にしています。地味なデザインではありますが、青ともどもオススメです。
4.ユニボールワン
ポスカの黒に限りなく近い、黒の中の黒。ダークマターが配合されていると噂の、吸い込まれそうな黒です。この黒さを体験するためだけにユニボールワンの黒を買ってみる価値があります。一本だけ買うなら、ちょっとずっしり高級なユニボールワンFもいいですね。字幅は0.38mmと0.5mmがあります。
黒さを実現するためか、インク粘度がやや高めで、早書きにはついてこないことがあります。字幅が太いと線の中心にボールが接紙してインクが抜ける「中抜け」も発生します。が、この黒さを一回体験してしまうと、書類は全てこれで書きたくなります。ちなみにめちゃくちゃ濃い色ですが、紙に浸透せずに乾燥する技術が採用されているため、裏抜けは一切ありません。
例えばノートの重要箇所は、何で書きますか?普通は、「赤」で書きますよね。でも、筆者は「ユニボールワンの黒で強調」というのを提案しています。鉛筆・シャーペンで書いてあるノートの中にユニボールワンの黒があると、下手な赤より何倍も目立ちますよ。黒で文字を書いて赤で下線、というのが最強かもしれません。(普通の箇所をシグノ307、強調箇所をユニボールワンという組み合わせもいいかも)
少し打っ立て(線のスタート)でインクがドバッと出がちで、フローもシグノに比べるとそこまで安定していないので、書きやすさ・字の綺麗さという点ではシグノやアイに劣りますが、なにより書いた瞬間「何これ!?」と驚いてしまうほどの黒さ、一度は味わってみてください。
ちなみにリフィルはノック式シグノと完全互換のC-300系。他の軸に入れて使うのもいいですね。
<ユニボールアイ・ワンの筆跡>
ということで、日本の筆記具の雄、三菱鉛筆が技術の粋を集めて作った珠玉のボールペン、用途に合わせていかがですか。
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