何で反AIってあんなに過激なの?って調べてたら……SNSのせいで世界に何が起こったのかわかってしまった件

どうも金鹿トメです。
炎上ソムリエと一級クソリプ師を自称している者です。
皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

私は軽い気持ちで手書きした記事がめっちゃバズりました……。しかも先週一番いいねされた記事になったと通知が来てビビっております。
こんなことあるんすね……いや新規性そんな無いだろと思って本当に軽い気持ちで私の感想を書いたんですが……今もまだびっくりしております。

評価頂いた方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
この場を借りてお礼申し上げます。

今回の記事は前の記事を読んでいなくても問題ないよう書いてあります。ですが関連性のある話ではありますので一応リンクは張っておきます。ご興味あればどうぞ。

さて、今回の記事ですが。反AIの挙動を考察していたら結構根本的な部分に気づいてしまった気がするのでその考察記事を上げます。

結論:SNSの登場で世界が広くなったせい


なぜ反AIがあれだけ過激なことをしているのか。一言で言うと「SNSの登場により知っている他人が増え、世界が広くなった」のが原因だと思います。
意味が分からないと思うので解説しますとね。

100人の集団と1000人の集団がここにあるとします。他の要素が全く同じであると仮定するのなら、迎合することでより利益があるのはどちらでしょう?
答えは明白ですよね。

もっと言うと他人に自己アピールをするために名誉の価値が上がっていると言えるかもしれません。それだけなら別にいいし、誰でもそういう欲求自体はあると思うのですが、副産物として名誉のためなら何でもするという人。つまり名誉欲を適切にコントロールできない人が増えた結果が今の惨状なのではないでしょうか。

色々なクラスタ、界隈で似たようなことが起こり、オタク界隈では界隈から名誉であると思われたいがために反AIをする人間が生まれている……という仕組みなんじゃないかと思います。
(それらの行動を指す美徳シグナリングという言葉もあるそうです)

つまるところ彼らはSNSの登場により広くなった世界に向け、己の価値をアピールしている。そう考えるなら納得がいきます。
そして先にも書いた通りこれは別に反AIに限りません。無害に趣味を楽しむだけの一般人オタクはもちろんインフルエンサーや政府やメディア。そして究極的には今これを読んでいるあなたもそうではないでしょうか?(あと私も入るよね)
つまり「知っている他人」が増えたことでその他人から価値を認めてもらうという楽しみ、新たなる価値が世界に増えたのが原因だと思われます。

いま世界で起きていること

ちょっと回り道になりますが、反AIが何かという前に世界で起きていることを解説しますね。
大きくは三段階構造です(水平拡張→垂直構造→競争激化)
一つ一つ見ていきましょう

1、水平拡張(世界が広くなる)

ここは特に異論ないかと思います。
グローバル化、そしてSNSの誕生で知っている他人が増え、文字通り世界が広がるわけです。

2、垂直構造(世界が深くなる)

さて、広くなった世界の中で、より深く知りたいコンテンツ。もしくはより仲良くなりたい人間が生まれるでしょう。そして彼らやコンテンツにハマっていくと……最後の段階へと至る訳です。

3、競争激化(ヒエラルキーが生まれる)

……もう分かりますよね。ハマったのが推しであれば推しからどれだけ愛されているのかというものを可視化したくなるわけです。人が集まっている中で5万円ものスパチャを投げることで注目される訳です。
同じ価値観を持つ集団の中での名誉を金で買う訳です。

オタクコンテンツの場合はお金以外にも名誉行為たりうる行動があります。より評価される二次創作絵を描く、より評価される二次創作小説を作る。それでも貢献できるでしょう。(うまいではなく評価されるがミソです。関連性は無ではないでしょうがイコールではないですね)

ですがそんな時、何も持っていない人間はどうするか。もしくは絵があまり評価されない人間はどうするか。
一発逆転をかけて再起を図ろうとしますが……大体は失敗します。
そしてコミュニティ内で落ちこぼれた人間は他のコミュニティに向かいます。
そしてそこでも誰も受け入れてくれないような人が行きつく先にあるのは……教義さえ守るなら誰でも受け入れてくれる場所。陰謀論。つまり宗教的性質の強いコミュニティです。

まとめ:陰謀論とは宗教である。そして宗教が提供するのは集団に所属する安心感、連帯感。『群れたいという人間の根源的本能を満たす装置』である。

そこまで行った先にある選択肢の中に反AI化が待っているのではないでしょうか? 反AIも反ワクもツイフェミも……そのほかの陰謀論も根っこは同じです。地道に頑張るよりずっと早くみんなが認めてくれる。教義をただ信じるだけでいい。
そんな麻薬のようなコンテンツを手に入れてしまったら?
どこに行っても受け入れてもらえない人間が居場所を見つけてしまったら?
どのような行動を取るのかは目に見えていると思います。

その集団の中でめいいっぱい貢献できるようなことをするのです。
そして他の集団では追い出されるようなこともやっていい。
だから彼らは反AIやツイフェミや陰謀論者となるのです。
SNS上ではみんなが自分の名誉を賭けて語っています。
誰かから評価されたい、居るだけで肯定されたい、繋がりたい。
そういう基本的な欲求から陰謀論者は生まれるのです。

下の稿は趣味全開の蛇足なんでここで帰っても大丈夫です。ここまでお読みくださりありがとうございました。

おまけ:松下村塾生が大暴れした幕末も似たような経緯で倒幕した模様


ここからは箸休めというかネタ的なものなので、幕末興味ない人間は帰っていいです。キリスト教によって倒されたローマ帝国末期と迷いましたが……趣味を優先しました。

さて、先に述べた三段階ですが、他の場面にももしかしたら当てはまるのではないでしょうか。例えば幕末はどうだったのでしょうか。
まさしく三段階を踏んで幕府は倒されています。

水平拡張(世界が広くなる)
→黒船来航により、世界が広いということが民衆にも伝わりました。

垂直構造(世界が深くなる)
→黒船がやって来た先、アメリカやロシアや欧州の国とどう付き合うか。その議論が深まりました。

競争激化(ヒエラルキーが生まれる)
→尊王攘夷、佐幕、海外留学……様々な価値観が生まれ、時には殺し合いになることもありました。結果佐幕派が負け、幕府は終焉を迎えることになったのです。

……どうでしょうか?
案外合ってる感じしませんかね?
なのでよく例に上がるローマ帝国を発端として古今東西、世界各地で起こって来たこと、『”帝国”の終焉に至るメカニズム』がSNSでも起こっている。
そういう感じなんじゃないかな? と私は思いましたね~。

知らんけど


いいなと思ったら応援しよう!

コメント

ログイン または 会員登録 するとコメントできます。
何で反AIってあんなに過激なの?って調べてたら……SNSのせいで世界に何が起こったのかわかってしまった件|金鹿トメ@なろう作家
word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word

mmMwWLliI0fiflO&1
mmMwWLliI0fiflO&1
mmMwWLliI0fiflO&1
mmMwWLliI0fiflO&1
mmMwWLliI0fiflO&1
mmMwWLliI0fiflO&1
mmMwWLliI0fiflO&1