ビッグファイブ「創造性(経験への開放性)」が低い人は、タイプ6の傾向があるようです。高い人は、タイプ4・タイプ5の傾向があるようです。
前回の記事の追記部分で紹介した内容に関して、
noteのblue1984さんが、「保守」(←この場合、創造性が低い状態を指す)とタイプ6の関係を語っていたので2点気が付きました。
まず、前回のビッグファイブ・テストのテスト結果に書かれていたことですが、「創造」の反対が「保守」である事実。
そして、blue1984さん指定の通り「保守」とタイプ6の関係。
そういう視点で、
に まとめられた文をあらためて読むと、
「創造性(経験への開放性)」が低い・・・、つまり
の結果表示で、
「保守」
の傾向の強い人の特徴は、
保守的傾向
伝統的傾向
新奇性排斥
権威主義的傾向
となっていて、
これは、通常のタイプ6と重なります。
逆に、
「創造性(経験への開放性)」が高い・・・、つまり
の結果表示で、
「創造」
の傾向の強い人に関する言葉には
職業興味において研究的興味、芸術的興味の傾向
とあり、これは、『思考者』タイプ5や『芸術家』タイプ4が該当しそうです。
「Facebookの投稿で相関のある単語」には、
宇宙、音楽、夢、死、芸術、魂、闇、光、悪魔、脳、人間、世界、ゾンビ
などあって、もうこれは、ほとんどタイプ4、次いでタイプ5(タイプ5ウイング4)の世界です。
あくまでも、傾向として、
ビッグファイブ『創造性』において、
「創造性(経験への開放性)が高い」⇒「創造」⇒ タイプ4・タイプ5傾向
「創造性(経験への開放性)が低い」⇒「保守」⇒ タイプ6傾向
そういったものがある、ということです。
ビッグファイブ『創造性』は、「芸術的創造性」と「拡散的思考(創造性)」に関連するそうです。
「拡散的思考」の反対は「収束的思考」です。
タイプ6は「拡散的思考」より、「収束的思考」を好むことからも、この説明で合っているように思います。
2021/05/17追記
「勤勉性(誠実性)の高い人で見られる傾向」に、「大学において芸術や人文科学をまったく専攻しない傾向」があることから、
「勤勉性(誠実性)の高くない人」=「そこまで勤勉でも誠実でも無く、多少、怠惰(たいだ)な傾向がある人」に、「芸術や人文科学に興味を持つ」可能性が出て来ます(「勤勉性(誠実性)の低い人」とまでは言っていない)。
「情動性(神経症傾向)の高い人」に、「大学において芸術と人文科学を専攻する非常に高い傾向」があるそうです。
「創造性(経験への開放性)の高い人」に、「大学において人文科学、芸術、心理学などを専攻する傾向」「職業興味において研究的興味、芸術的興味の傾向」があることを合わせると、
エニアグラムの『芸術家』タイプ4に該当するのは、
「勤勉性(誠実性)が高くなく」「情動性(神経症傾向)が高く」「創造性(経験への開放性)の高い」人となりそうです。
「勤勉性(誠実性)が高くなく」は、タイプ4の気まぐれと一致します。
あとは、何かで読んだ、「病んでいるときほど、芸術性のある作品が作れる人」というのは、「情動性(神経症傾向)が高く」「創造性(経験への開放性)の高い」人なのだろうと思いました。


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