警視庁捜査1課の警部を逮捕 火事現場で約300万円盗んだ疑い

警視庁捜査1課で火災の捜査を担当する50代の警部が、1人暮らしの高齢者が亡くなった火事の現場で、現金およそ300万円を盗んだとして逮捕されました。警視庁は3年前からおよそ10件の盗みを繰り返し、被害総額は900万円に上るとみて調べています。

逮捕されたのは、警視庁捜査1課で火災の捜査を担当する警部の政野亮二容疑者(51)です。

警視庁によりますと、▽ことし1月に江東区で、▽令和4年10月に渋谷区で発生した、いずれも1人暮らしの高齢者が亡くなった火事の現場で、現金1000円と現金およそ300万円を盗んだ疑いがもたれています。

ことし1月に外部から匿名の通報があり、警視庁が捜査を進めた結果、原因調査のために訪れた複数の現場で、現金を盗んでいた疑いがあることがわかったということです。

盗んだ現金は自身の口座に入金したり、生活費として使ったりしていたとみられ、調べに対し、容疑を認めたうえで、「お金がいくらあっても、将来のことを考えると不安になった」などと供述しているということです。

警視庁は、3年前から同様の手口でおよそ10件の盗みを繰り返し、被害総額は900万円に上るとみて調べています。

政野警部は、捜査1課で火災の捜査に長く携わり、「技能指導官」として、原因調査などについて指導する立場だったということです。

警視庁の菅潤一郎警務部参事官は、「模範になるべき立場の職員による言語道断の行為であり、都民国民の信頼を裏切るもので極めて遺憾です。被害に遭われた方や都民国民に深くおわびするとともに、今後の捜査で明らかになった事実に基づき、厳正に処分します」とコメントしています。

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