生成AI導入RTAのアイデア - 4ヶ月パワー導入編
※5000impを超えるか1週間経過したら有料記事にします。
ー 忙しいけど、頑張ればなんとかなる。
これが、生成AI導入を含めた広義のDXを阻害するものだと思う。
業務は忙しい。 でも、困るほどじゃない。だから、これといって抜本的な変革は起こらない、なぜなら抜本的な変革を起こすほどの時間はないからだ。だから、会議も1on1もなんとなく続く。社歴が長い人ほど、なんとなくカレンダーが埋まっている。AI導入の話も、「今は忙しいから落ち着いたら」とか「(生成AIの進化が)落ち着いたらやるよ」で流れる。
こうして、変化は先送りされ続けるんだなあと、この10ヶ月、某企業で生成AI推進を担当していて感じた。
あまり自分の仕事について話していないので念の為説明しておくと、私は某企業で生成AI推進を担当している(PRチェックが面倒なので社名を伏せているだけで特に深い意味はないです)。ただまだ道半ばだし、色々な人の協力や自分の豪運(これはマジ)でなんとかなっているだけで半人前です。その中で、社員2000人に対しての勉強会をアホほどやるみたいなボトムアップから、特定領域の生成AI導入に関してフォーカスして入ったり、組織としてどのようになっていくべきかみたいな上段の話をやったりとか、比喩ではなく「自社における生成AIの(具体的な開発以外の)全般」を文字の如くやってきたと思っている。。。
改めて、生成AI導入の難しさは、なんだかんだ人で回せてしまっていることにある。だから、私は、生成AI導入のボトルネックは”人間”で”人間を消すべき”と考えている(過激派)。現場が崩壊していない以上、 わざわざ痛みを伴う変化に飛び込むインセンティブは生まれないし、それをやれというのはあくまで経営視点であって会社員視点ではない。
あと、自分自身が業務効率化をしていて思うのが、「(現行の)業務を½にしようと思った時の効率化」と「業務を0にしようと思った時の効率化」は完全に性質が違う。そして、業務を½にしようと思っても大体1/4くらいにしかならないし、逆に業務を0ににしようとしてやっと1/2になるみたいなところもある。ただ、業務を0にするというのは、会社員視点で見た時に何のメリットもない。自分のヘッドカウント必要なくねとなりそうだし。強いていうのであれば、こっそり業務を0にして黙って楽々と暮らすのはありで、そうなると効率化が可視化されないのである。
ただ、そんな中でDeNAの「生成AIで既存事業の人員半分」ニュースを見て衝撃を受けた。厳密には、それが出た時はそこまで衝撃を受けなかったが、色々考えを整理していく中でその合理性に膝を打った。
「(AIの活用で)半分の人員で現業を成長させていく」とし、半数の1500人を10人単位のチームに分け、新規事業を立ち上げる構想を明らかにした。
「仕事を効率化しよう」ではどうしようもないけど、既存事業の人員が半分になったら生成AIを使わざる得ないし効率化せざるを得ない。「新規事業をやる」となったら、経営者視点を持つことになるので、自然と生成AIや効率化をすることになる。なるほど、どっちであっても、生成AIを使わざる得ない!
人間は、余裕があると変わらない。そして大抵の場合、積極的に変われるほどの暇があるわけでもない。 だからこそ、意図的に余裕を奪う必要がある。
余裕を奪うことで、生成AIを導入しなければ回らない状況を生み出す。 もはや提案ではない、構造による仕組み化である。
ただ、これはかなりパワー型なので、南場さんでDeNAだからできることだとも思う。そこで、私はもう少し穏便(?)な「生成AI導入RTAのアイデア - 4ヶ月パワー導入編」を考えたので、まとめてみる。
生成AI導入RTA - 4ヶ月編
※RTAとは、Real Time Attackの略で、ゲームをプレイし始めてからクリアするまでの実時間を競う遊び方です。
やり方
・社員の25%を、輪番で1ヶ月ずつ休ませる
Ex. 100人の会社であれば、4月はチームA(25人)、5月はチームB(25人)、6月チームC(25人)、7月チームD(25人)に強制休暇を取得させる。無論、その期間は有給。
・その間、残った75%で業務を回す
この際、なるべく各チームで休む人が分散するようになると良い。
・「AIを使わないとやってられない現場」が発生する
・戻ってきた人は、“変わった後の現場”に乗るしかなくなる
おそらく、4回もこの混乱が起きれば強制的に生成AI導入をしなければならなくなる気がする。ちなみに25%はギリギリ怒られないかなというラインで25%にしているだけなので、パワープレイであれば50%を2ヶ月ずつ休ませるとかもありだと思う。
ちなみに、忙しくて生成AIが触れないという意見もよくあるのですが、このプランであればみんな1ヶ月ずつ休みができて擬似”生成AI無職”ができるのでHAPPY。これでどうしようもない場合は、シンプルに業務がこなせていないというので減給をしていけば良い。
生成AI時代に大企業が適応したいのであれば、組織全体に「戻れない変化」を強制的に起こす装置が必要だと思う。これを個人単位でやると個人への恨みになってしまうので、なるべく仕組みとして起こして、人を恨むのではなく仕組みを恨む形にするのが良いと思う。
そして、これは暴力的なプランに見えるが、ある日、突然クビになる数倍やさしいと思う。 “逃げ道のない進化”を丁寧に設計したやさしい仕組み”である。
DXは、最適化された状態では始まらない。人がボトルネックだし、現状が破綻してないからこそ、変わらない。壊れてからでは遅い。だから、一旦「人を消す」と「破綻させる」ことで、余白と圧力を同時に作り出すのがいいんじゃないかと思う。
どなたか、試してくれる会社を探しています!笑
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購入者のコメント
1なるほど、Xで言っていたのはこれか。
残業に逃げないとか、休職を解かないとかいろーんな覚悟が必要そうですね。
乗り越えた先に効果はいっぱいありそう