福岡県北九州市が再整備を進めている旦過市場(小倉北区)で、北九州市立大と市場関係者が神嶽川沿いに建設予定の5階建て建物の工期が延び、予定していた2027年4月の新学部設置に間に合わない見込みであることが判明した。13日、市が市場関係者に説明した。整備費も当初の20億円から39億円に増大するという。
旦過市場の再整備では、市場の川沿い南側にあるBC地区に、1階に市場の店舗が、2~5階に市立大の新学部「情報イノベーション学部(仮称)」が入居する建物を整備予定。建設工事は26年度内に始まる予定だが、市によると1年程度を見込んでいた工期が基本設計の結果、1年8カ月に延びた。現在の市場の店舗が営業を続けながら工事するための安全策や、建設業界の働き方改革・人手不足などが要因という。
このため、市立大は27年4月の新学部設置時には、入学予定の1学年118人を当面、北方キャンパス(小倉南区)で収容することを検討しているという。
また整備費は資材高騰や人件費増大を受け、当初の20億円から39億円に増大する見込みという。負担割合は市立大が36億円強で、市場が2億円強とみている。市は「家賃などで(入居する店舗の)負担が増大するわけではない」と説明。工期や整備費は今後の実施設計で圧縮できる可能性もあるとしている。
北九州市はBC地区を含む旦過市場全体の土地区画整備と4階建て複合商業施設の整備を進めており、事業費は47億円。【山下智恵】
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