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カエル人が教えてくれたファンタジー創作 第45回
「次元」
(中山将平)
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おはようございます。
5月17日(土)18日(日)両日ゲームマーケット2025春に参加予定のイラストレーター中山将平です。
僕たちFT書房のブース配置は【J77】。
会場の幕張メッセにて皆様のご来場をお待ちしております。
今回の新刊は2作品。
ローグライクハーフ『雪剣の頂 勇者の轍』。
ゲームブック 『単眼の巨獣』。
前者は北方都市を拠点にしたD33シナリオ4作品入りサプリメント。
後者は倒した敵を吸収する怪物が主人公の中編ゲームブック。
それぞれ以下のURLより、僕らのホームページでの作品紹介をご覧いただくことができます。
『雪剣の頂 勇者の轍』
https://ftbooks.xyz/shinkanjyoho/sekken
『単眼の巨獣』
https://ftbooks.xyz/shinkanjyoho/tangan
そしてなんと、5月18日(日)には関西で「スーパーコミックシティ32day3」にも僕らサークル参加します!
会場はインテックス大阪。
こちらのイベントでのブース配置は【せ50b】です。
関西でゲムマへ来られない方はぜひこちらに遊びにお越しいただけましたら。
さて、今日の僕の記事はファンタジー世界における「異次元」について扱おうと思います。
というのも、多くのファンタジー世界の設定が、いわゆる「多次元構造」を持っているように僕は感じているんです。
「多次元構造」とは、たくさんの世界(次元)が重なって一つのワールドを作っている構造です。
例えば、天界・人間界・地獄界といった多重構造がこれに当たります。
これって(現実世界の)わりとたくさんの神話でも見かける世界観なのではないでしょうか。
ファンタジーでそんな設定が「現実に感じられたり相互干渉できるものとして」描かれるのって興味深いことだと思っています。
今回はごく短い内容でお役に立てたらと考えています。
創作やファンタジーを楽しまれている方に有益な記事にできたら幸いです。
それでは、より具体的に語っていきましょう。
◆ 3重構造なのか、それとも……
先ほども例として挙げましたが、天界・人間界・地獄界といった、「神々の住まう上空世界」「人間の住まう中央の世界」「悪魔的な存在が住まう地下の世界」の3つを設定するファンタジーはとてもよく見かけると思います。利点に気づかれる方も多いと思いますが、なじみがあって分かりやすい世界観なのではないでしょうか。
善人の魂は死後、上空へ。
悪人の魂は死後、地下へ。
そんな設定も、なぜだかぼんやりと目に浮かぶようです。
しかし、ファンタジー世界の「異世界」ってこれだけなのでしょうか。
実はカエル人の創作をしていて、「ファンタジーってそれだけじゃないな」と感じたのもまた事実なのです。
それというのも、何かしらの「異次元」はある意味簡単にファンタジーに付け加えることができる要素でもあるようだからです。
いくつこんな異次元を作っても、問題ない懐の深さがあるという見方もできると思います。
◆ フログトゥルフの例
カエル人の信仰する星の神「フログトゥルフ」はその名の通りカエルっぽさとクトゥルフっぽさの両方を兼ね備えた存在として創作しました。
そのため、ただの「神」とは違って「誰も知らない別の次元から侵略してきた存在」であると設定を作ったのです。
そうすると、次は「別次元ってどんな場所でどんな生き物が住んでるんだ!?」みたいな疑問が次々と浮かんでは消えます。
結果的に、一面だけかもしれませんが、いくつもの「世界の層」を作成することになりました。
多重構造を許容するのであれば、想像の世界はさらに広がると感じています。
◆ まとめ
創作者として大切にしたいのは、多重構造化したファンタジー世界でどんなものを描きたいか、実現したいのかということ。
普段考えないことでもあると思いますが、一度でもこれを考える面白さを味わうと、良さをかなり分かっていただけるかもしれません。
もしまだ試されたことがなければ、ぜひ試してみられることをお勧めします。
今回の記事は、世界の多重構造について考えていることを少しだけ書いてみました。
それでは、今日はそろそろこのあたりで。
よきファンタジー・ライフを。
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