昨日は、故・国友やすゆき先生のちょうど七回忌くらいになることもあり、奥さまの明子さま主催の会合が、外苑の「星のキッチン」でありました。
やすゆき先生や明子さん夫妻とは、まだ漫画界が活気に満ちていた1990年代前半、わたしが20代後半のときに、オーストラリアのグレート・バリアリーフに御一緒したのが最初。だからもう30年のお付き合い。
奥さまの明子さんとわたしは同い年で最初から気が合い、彼女はわたしを「たろちゃん」と呼んで仲良くしてくれました。七年前(2018年)パリにいるとき、明子さんから「主人がなくなったのよ」と電話がきたときのショックは忘れられません。まだまだいろんな作品を、描いていただきたかった。
昨日は、早稲田の漫画研究時代からの親友であられる弘兼憲史先生や、小学舘で仲良しだった髙橋留美子先生がご挨拶され、弘兼先生が乾杯の音頭をとられました。わたしも挨拶させていただき、なんだか過分な扱いに恐縮でした。また、「炎上弁護士」として有名な唐澤貴洋さんにもご紹介いただきました。正義感あるすてきなかたでした。
国友先生の連載は、いくつか未完のままでしたが、別の若い作家さんが引き継いで続きを描かれていると知り、ホッとしました。
「主人はねえ、SFとかかきたかったみたい」なんて明子さんから話を聞き、「ギャラリー・フェイク」の細野不二彦夫人もいらしたので、他の編集者さんも含め、いろんな話ができて楽しかった。よいコンテンツを作るために熱く語り合う、作家や編集さんとの時間は至福です。
やすゆき先生の分も、みんなで頑張りますね。そして奥さまの明子さんや、娘さんが寂しくないように、みんなで支えあい、仲良くしていきたいです。
会は、つつがなく終わり、明子さんは歌が好きだから、そのあとピアノバーを見つけて何曲か歌い帰りました。本当は「挨拶がすんだら帰ろう」状態に仕事がつまっていましたが、久しぶりの方ばかりで帰なくて。
明子ちゃん、やすゆき先生は、いまも明子さんとお嬢さんを見守ってますよ。わたしも悔いがないよう、頑張りますね。お互い残りの人生を大切に、仲良く過ごしましょうね