大分県竹田市で唯一となる小児科診療所の休診が続いている問題で、診療再開の目途が立ち5月19日に具体的な日程が公表されることになりました。
竹田市立こども診療所は1人しかいない男性医師が、2023年7月に入院して以降、1年10か月にわたり休診しています。

早期の診療再開や課題解決を図るため、竹田市は市長や医師などで構成する運営委員会を設置。13日初めての会議が開かれました。
(竹田市・土居昌弘市長)「診療再開を多くの市民の皆さんが待ってくださっている。その思いにも応えるためにも早期に再開をさせたい」
会議ではスタッフの負担軽減策として土曜日を休診に変更するほか、診療終了時間を1時間繰り上げ午後5時までとすることが決まりました。また医師が復職し、看護師も2名体制となったことなどから診療再開の目途が立ち、5月19日に具体的な日程が公表されます。
(竹田市・藤田和徳副市長)「議論の場が今まで設けられてこなかったのが大きな課題だった。生き生きと働ける明るい職場を私どもとしてはつくっていきたい」
運営委員会は診療所が再開したあとも、年間に4回会議を開き安定的な運営を目指します。