逆走車よけ、女子大生重傷　金沢・山側環状　中署、ひき逃げ捜査

逆走車をよけようとした大学生の車がガードレールに衝突した現場＝金沢市鈴見台１丁目

　１０日午後１１時２５分ごろ、金沢市鈴見台１丁目の金沢外環状道路山側幹線（山側環状）で、津幡町方向へ進行していた同市の２０代女子大学生の軽自動車が、逆走してきた軽自動車をよけようとして道路脇のガードレールに衝突した。大学生は胸や背中の骨を折る重傷を負った。逆走車はそのまま立ち去り、金沢中署はひき逃げ事件として捜査している。

　●２キロ先から進入か

　捜査関係者によると、現場は片側２車線で、大学生から見て、卯辰トンネルの２６メートル手前。目撃情報などから、逆走車は、津幡町方向に約２キロ離れた東長江ＩＣから反対車線に誤進入したとみられる。

　署によると、大学生は前方から迫る軽自動車をよけるため、急ハンドルを切り、道路左側のガードレールに衝突。その後、右側のガードレールにもぶつかった。署は周辺にある防犯カメラ映像を解析するなどし、逃げた車の行方を追っている。