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削除した記事の再掲

以前、私はある記事を投稿しました。
それは某所に投稿された他の記事に対する反論であり、その記事を逐一引用しつつ否定してゆくものでした。

その記事は筆者に対する攻撃ではなく、あくまでその主張のみを否定するものとして書いたつもりです。
それどころか、筆者に対する人格攻撃をするな、と明記すらしました。

しかし記事は何者かから「名誉毀損」「道徳観や思考能力を貶める書き込み」「誹謗中傷の扇動」として法的措置をちらつかせた削除請求を受け、私は止むを得ず削除に踏み切りました。

問題はここからです。
私が「削除請求を受けて記事を削除した」という事実から、「削除された記事は誹謗中傷を目的としたものだった」という風説が流布されたようです。
削除を報告する記事ではそれをはっきりと否定しましたが、何せ原文が残っていません。
なにより、都合の悪い細部は掠れて消え去るのが噂の常です。

しかもこれまたよくあることで、私に関する悪評は拡大されて「スレミオ推しの悪評」と化している。私だけの悪評ならまだしも、無関係の方々が責められる口実を与えてしまいました。
この責任は、脅しに屈して削除という形を取ってしまった私自身にもあります(他人事であれば、そんなもん推しで一緒くたにする奴が悪いと言えるのですが)。

そこで、削除した記事を再掲することとしました。
もう1年も前に流れてしまった風説は今更変えられないだろうし、それを嬉々として囁きあう人達は変えたくもないでしょう。
それでも、この記事が「どこにもない」よりはマシだと思うのです。

ただし、二度と削除請求を受けないように、反論対象の記事のタイトル、および引用箇所は全て黒塗りにしています。
いちいち引用した文章に反論していく形式なのに、引用文を全て消しているのだからまるで意味が通らない記事になっているとは思います。
しかし、私自身が書いた文章には何も手を加えていません。削除も追記も改変も一切なしです。
それが本当に「扇動」や「筆者自身を貶める誹謗中傷」にあたるのか、万が一事実を知りたい人がいれば、その目で直接確かめられること。それだけがこの記事の意義です。


ミオリネって、そんなに悪い子じゃないよ -『███████████████』から読み解くアンチの手法-


2024年3月29日、noteにある記事が投稿されました。
その名も███████████████(長いので以後『███』)。

いろいろな意味で目を引くタイトルのこの記事は、執筆時点(2024年4月6日)で170もの”スキ”を獲得する話題記事となっています。

この過激なタイトルで、この人気。
ミオリネ推しを公言して憚らない私は内心、戦々恐々としました。
「どれだけ新鮮な切り口で、痛いところを突いた記事なのだろう」と────

しかし実際に読んでみると、全然そんなことはなかった。
簡単に本編との相違点を指摘できる曲解。
それを根拠に法律やハラスメント論にこじつけた権威付け。
そこにあったのはSNSで嫌になるほど見慣れたアンチの手法でした。

では、何故この記事がここまで人気を博したのか?
それは「アンチの手法そのまま」だからこそです。

SNSで断片的に語られるミオリネ批判を収集し、選り分け、
ひとつの記事として再構成したようなもの。
だからアンチにとっては自分の気持ちを上手く言語化した、
「気持ちよく読める」文章なのです。

したがって、『███』を分析すれば、アンチが振りかざす論理の問題点も自ずと浮かび上がってくる。一挙に反論できてしまう。
本記事、『 ███████████████』から読み解くアンチの手法-の目的はそこにあります。

『███』の特徴

『███』、ひいてはアンチがミオリネを批判する際の手法は、大きく2つに分けられます。

  1. ミオリネの関わる明らかな事実を捻じ曲げる

  2. 曖昧な部分をミオリネに不利な形で解釈する

そして2つの手法を支えているのは、以下のようなメカニズム。

  • 経緯の無視

  • 変化の無視

  • 共感性の欠如

  • 空想

これらのメカニズムについて、ひとつずつ『███』を引用しながら見ていこうと思います。


経緯の無視

人の行動には、それを起こすに至るまでの経緯があります。
「ある場面」の「ある行動」だけを切り抜いて見ればマイナスに見える行動も、それに至る経緯まで考慮すればプラスに転じることが多々あります。

スレッタとミオリネもそういった場面が多い関係です。
スレッタは権謀術数の場に居合わせないことが多く、ミオリネは素直ではない。
したがって彼女たちの行動は特に経緯を考慮して評価しなければならないのです、が……『███』はそれができているとは言い難い。あるいは、意図的に無視しているようにさえ見えます。
この「経緯の無視」が、『███』全体を包む最大の難点です。

・序盤のミオリネについて
『水星の魔女』本編において、ミオリネはスレッタを救うために何度となく逆境に立たされます。それを切り抜けるため、彼女は「一人で」「即座に」判断を下さなければなりませんでした。
しかし『███』で挙げられているミオリネを「悪女」とみなす根拠には、それが一切考慮されていません。

█████████████████████████████████████████████████████████

███████████████████████████████████████████████████████████████

█████████

この記述は1期序盤、スレッタがホルダーになった直後に関するものです。
しかし普通に2話を見ていればわかる通り、ミオリネはスレッタの退学とエアリアルの廃棄を阻止するために行動していました。
「████████████████████████」と、まるでミオリネがスレッタの退学を決めたかのような記述がありますが、決めたのは当然ミオリネではなくデリングです。

スレッタがホルダーになるのを嫌がったのは「結婚したらやりたいことリストにある”デート”ができなくなるから」。
それに対してミオリネは「本当に結婚するわけじゃない」とその懸念をはっきり否定しました。

スレッタの承諾を得られなかったのも、それまでミオリネがスレッタに会うことを許されていなかったから。それを示すシーンが以下です。

ミオリネ「パイロットに会うくらい、いいでしょ!同級生なのよ!?」
受付「判断するのは私ではありませんので」
ミオリネ「じゃあ誰が判断するの!?」
受付「デリング総裁です。どうかお引き取りください」

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第二話

以上を踏まえると、スレッタがホルダーになったことについてミオリネに責任を問うのはお門違いと言えるでしょう。

・11話について
『███』では、11話の仲直りシーンを「███████████████」例、「███████████████」例として挙げています。

██████████████████████████████████████████████████████████████████████████████████████████████████████████████████████████████

██████████████

この場面でのミオリネの要望はスレッタに仕事を押し付けるためのものではありません
「██████████████████」のは、

  • ミオリネに任せられた仕事を他人に委任されたから

  • エランとの距離を離したことを褒めてもらえなかったから

です。
これを踏まえると、スレッタが望んでいたのはミオリネに頼れる人間だと思われること・嫉妬するほどの感情を持たれることだったとわかります。
ミオリネがそれを満たすには、「もう一度仕事を任せること」「スレッタへの感情を表現すること」が必要でした。
温室での会話以降スレッタの様子がおかしいことに気づいていたミオリネは、プロスペラとスレッタの会話を聞いて彼女の真意を知ります。
だからこそ、自分がどれだけスレッタに救われたかを伝え、頼りにしている証である要望を伝えたのです。
それはあくまでスレッタの「████████████」に対して「不安を抱える必要はない」と呼びかけるためのものであって、部屋の掃除やら温室の世話をさせたいからではありません。
身も蓋もないことを言えば、それこそ業者に任せればいいですし。

このように、スレッタとミオリネの関係は「必要とされたいスレッタと、彼女を必要としているミオリネ」という形で完成しました。
17話で崩れたそれは22話で修復され、「一緒に地球に行ってほしい」と再び望みを伝え、スレッタと自分の関係の肯定に繋がったのです。

プロスペラとスレッタの関係について

███████████████████████████████████████████████████

██████████████████████████████████████████████████████

████████████████████████████████████

███████████████████████████████████████████████████

███████████████████████████████████████████████████

███████████████████████████████████████████████████

████████████████████████████████████████████████████████████████████████

█████████████████████

スレッタが「私はお母さんも失いたくない」という結論に至ったのは、ミオリネがスレッタを母親から引き離したルートの果てです。
自分が実の娘ではないこと、他人を犠牲にしてでもエリクトが自由に生きられる世界を作ろうとしていること。それらを全て知ったうえでスレッタが出した結論がそれなのです。
17話以前のミオリネとも母親ともエアリアルとも離れる前の、母親が言うことなら大抵聞き入れてしまうスレッタが「お母さんと一緒にいたい」と口にすることと、全てを知ったスレッタが「それでもお母さんを失いたくない」と口にすることの間には大きな開きがあります。

「██████████████████」とありますが、それほど単純な話ではありません。本編の「スレッタが選択した道」は、「ミオリネが母親から引き離すことを選択した道」の先にしかないのですから。

・小まとめ
このように、『███』にはミオリネの言葉や行動を「それ自体」だけで悪し様に捉え、「どういった意図や経緯があったか」「どんな結果をもたらしたか」を一切無視した記述が多数見受けられます(全て挙げるととてつもない長文になってしまうので、一部を指摘するに留めます)。
これが私の目には非常に歪んだ論理として感じられました。


変化の無視

前項では、『███』がいかにミオリネの言動を曲解していたかについてお話しました。
かといって、ミオリネの言動が作中通して完璧だったとは言いません。
「序盤のこのセリフが悪かった」という単純な指摘としては、『███』も正論を含んでいます。
しかし、「それがどのように変化していったか」については一切触れられておらず、まるでそれがミオリネの本質であるかのように語られています

例を挙げましょう。
エアリアルについて

██████████████████████████████████████████████████████

██████████████████████████████████████████████████████

█████████████████████

ここで指摘されているように、1話のミオリネはエアリアルを「たかがMS」と認識していました。

しかし物語が進むにつれて、ミオリネはスレッタのエアリアルへの感情を最大限尊重するようになります。
2話の時点でもスレッタに会ったときは退学だけでなくエアリアルの廃棄も「スレッタにとっての危機」として報せていますし、10話では「楽しみでしょ。久しぶりにエアリアルに”会える”の」と自然に擬人化した言葉を使っています。
これはスレッタと関係を深め、「MSを家族とみなしている」という一般的に見れば不思議な価値観にミオリネが寄り添っていった結果です。

・1話の態度について
『███』では1話のミオリネの態度の刺々しさを大きく扱っていますが、態度もミオリネの大きく変化した部分です。
ミオリネはスレッタとの関係を深めたり地球寮という居場所を得ることで、次第に笑顔を見せたりと柔らかな態度に変化してゆきました。

・小まとめ

そういった変化を無視している、というのも問題のひとつですが、そもそも1話時点のミオリネが誰にでも刺々しい態度を取っていた理由を考慮していないことも大きな問題です。次項ではそちらについて触れてゆきます。


共感性の欠如

『水星の魔女』のメインキャラ、スレッタとミオリネに御三家の三人。
彼女らは子どもながら大人たちの権謀術数に巻き込まれて生きてきました。
スレッタは水星という僻地で育ったハンデと母親への依存。
グエルは父親からの重圧やジェターク寮寮長としての責任。
エラン(4号)はまもなく自分の命が尽きるという絶望。
シャディクは「地球をフロントと対等な立場に導く」という使命感。

そしてミオリネはモノとして扱われることへの反抗心と、周囲に誰も味方がいない故の警戒心。
彼女らはそれを背負っているが故に、本編中に決して褒められないこともしてきました。
『███』で挙げられている序盤のミオリネの態度も、大人たちに押し付けられた環境の中で、否応なく醸成されたものです。
1話について

███████████████████████████████████████████████████

█████████████████████

スレッタが善意で救助したことは確かですが、ミオリネにとっては自分に辛く当たるグエルや誰からも嘲られる学園から逃れられる唯一の希望でした。

██████████████████████████████████████████████████████████████████

████████████████████████

前項で述べたように、この場面のミオリネはスレッタや地球寮という味方を得る前の「周囲に敵しかいない」状態でした。
グエルからは支配的な言動を繰り返され、フェルシーをはじめとする生徒達からも嘲りの言葉が投げかけられる環境。
ミオリネ自身もまた、グエルたちと同じように攻撃的な態度で自分を守っていたのだと考えられます。
この時点では、ミオリネにとってスレッタもまた「敵」だったのでしょう。

本題からは外れますが、これはマウントではないように見受けられます。ミオリネにとって█████████など誇るほどの知識ではないでしょうし、███████████████というのもよくわかりません。ミオリネの家庭のことなど知らなくて当然です。
引用中にあるようにスレッタに脱出を邪魔されたことで「███」になっていただけでしょう。

エランについて

████████████████████████████████████████████████

█████████████████████

「御三家によって奪い合われるトロフィー」という境遇に辟易していたミオリネが、唯一信頼できる花婿であるスレッタに御三家が近づくことを警戒するのは当然のことです。実際スレッタが現れるまでのエランの任務は公の場でファラクトを操縦することですから、必然的にミオリネ争奪戦に参加していたことになります。
ならば、ミオリネの立場から予想できたエランがスレッタに接近する目的は「スレッタを懐柔して自分との決闘に負けさせ、用済みになれば捨てる」「スレッタを介してミオリネに接近し、用済みになれば捨てる」といったところでしょうか。
これらは想像にすぎませんが、何が目的にせよスレッタにとって良い結果になるとは、ミオリネの立場からは思えません。
実際、GUNDを扱うための人体実験をしているペイル社から、エランはスレッタとエアリアルを探るよう命令を受けていました。そんな中ペイル寮に入寮するなどあまりに危険です。
感情的な理由もあったでしょうが、少なくとも政治的にはミオリネが正しい判断をしていたと言えるでしょう。

・11話について

██████████████████████████████████████████████████████

█████████████████████

ミオリネが11話の該当シーンでスレッタに吐露したのは、以下のような思いでした。

「私が逃げなくてよくなったのは、あんたのおかげなの!」
「言いたいことあったら言ってよ。いつもみたいに鬱陶しく進んできてよ」
「『任せてください』って、私に言ってよ」
「ずっとそばにいて」
「決闘も負けないで」
「メールは一日三回送って」

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第11話

彼女はずっと、スレッタに対するこれほどの好意を抱えてきたのです。
それでも6話でエランとスレッタの関係に口出ししないことを決め、10話では二人の接点を増やすためにエランをテストパイロットとして採用すらしました。
スレッタへ好意を抱きながらも彼女の感情を尊重してエランに譲り、それでいて守るための努力は厭わない。
それが6話から10話までのミオリネのスタンスでした。
そのスタンスのままエランとの仲を取り持とうとしていたら、今度は
「自分はどうせミオリネさんにとってただの弾除け」
「エランさんとのデートを断ったのにミオリネさんが褒めてくれない」
「ミオリネさんに必要とされてない」
「チキンオーバー食べられなかった」
と拗ね始めた。
これ、ミオリネの立場からするとそりゃ「このバカ!!」ってなりますよ。
今までのスレッタに合わせて気を遣っていたのに、その気遣いが裏目に出ていることを伝えもせずに拗ねてるんですから。
必死にスレッタへの思いを押し殺してきたのがバカみたいじゃないですか。
その怒りと好意が爆発したのが11話だったんです。
まあ、温室でスレッタの雰囲気に気づかず生返事をしてしまったり、スレッタがついてきていないのに気づかずうっかり照明を消してしまったりとミオリネのポカも多数ありますが。
ひとまず例は以上に留めます。

誤解しないでいただきたいのは、以上の主張でミオリネの言動を正当化しているとは思わないでほしいという点です。
初期のスレッタへの言動は冷たいし、本人は気にしてなさそうですが「マネキン王子」はシンプルに悪口です。11話の腹パンもするよりはしない方がよかったでしょう。
しかし、それに至ったミオリネの心情や置かれた環境を一切考慮せずに、
その言動自体がミオリネの本質であるかのように批難するのはあまりに狭量です。

・全員を厳しく見てみる
ただ、『███』がミオリネに対するように、全ての登場人物の心情を一切考慮しない、というならばそれも一つの見方でしょう。

そこで、他のメインキャラを『███』的基準に当てはめて考えてみます。
・グエル
3話のラストでスレッタにプロポーズしたことに対し、以下のような発言がありました。

「真に受けてんじゃねえぞ」
「くしゃくしゃ頭の田舎者に、俺が惚れると思ったか」

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第4話

このセリフを『███』風に言えば「相手の外見的特徴をあげつらい、出身地を嘲ったうえに嫌悪を口にする行為」となります。
『███』で引用されているモラルハラスメントのチェックリストで言えば、以下に該当するでしょう。

██████████████████████████████████████████

██████████████████

エラン
第1話でエアリアルがガンダムであることを察し、スレッタに興味を持ったエランは彼女に弁当を渡すなど優しく接し、好意を得てエアリアルに乗る許可を得ます。
しかしスレッタが強化人士ではないことを知ると、「鬱陶しいよ、君は」と突き放す。「同じだと思ってたのに。君は、僕と」と言い残したものの、自分が気分を害した理由は最後まで明かしませんでした。
エランの動向を『███』風に言えば「自分への好意を利用して丸め込んで相手の身元について探り、それが自分の思い通りでなかったため理由も説明せず突き放す」となります。
『███』で引用されているモラハラチェックリストで言えば、以下に該当するでしょう。

████████████
(引用者註:エランは「スレッタは強化人士であるべき」というルールを伝えてすらいないので少し定義から外れるかもしれません)
████████████

█████████████████████

ひとまず以上。
もちろん、私は彼らについてこのように評価しているわけではありません。
あくまで『███』がミオリネを分析したときと同じ基準で彼らを見るとこうなる、という話です。

グエルがああいった言葉を投げかけたのはスレッタに対して素直になれず、周囲の目も気になるから。
4号の豹変は自分の命があとわずかである境遇で、初めて自分の同類を見つけたと思っていたら、相手は自分と同じ力をノーリスクで使える立場だったから。
このような心情を汲んだうえで、私は彼らが嫌いではありません。
しかし、『███』の筆者はそうではないのでしょう。事実、彼はミオリネの心情を一切考慮していないのだから。
彼が公平な基準を持っており、ミオリネだけでなく他のメインキャラの心情も一切考慮せずに『水星の魔女』を観ていたと仮定しましょう。
すると出来上がる『水星の魔女』像は、メインキャラのほとんどが彼自身の言う「モラハラ」を振りかざす作品です。
彼はそんな『水星の魔女』について以下のようなスタンスを表明しています。

███████████████

██████████████████

彼がなぜそんな作品のファンになったのか、不思議でなりません。
・余談
完全に無関係な余談ですが、ここを書いているタイミングで『███』のある箇所が引っ掛かりました。いや全部引っ掛かるんですが、特に。

███████████████████████████████████████████████████████████████

██████████████████

で、私がGoogleの検索窓に「ミオリネ」と打ち込んだ時のサジェストがこれです。

画像

「██████████████████」……
……一個も無いが。
筆者が嘘をついていないと仮定した場合、この矛盾を説明するうえで「これくらいしか考えられないよな」……と思う仮説がひとつあります。
検索履歴とサジェスト間違えてません?
でなけりゃ、地域単位でミオリネのことを激烈に嫌っているところがあるとか?
ちなみに、彼は██████だそうです。あそう。


空想

これまで様々な仕方で本編の描写を曲解するメカニズムを紹介してきましたが、中には本編に存在しない描写を挙げてミオリネを批難している箇所も見られます。
これに関しては、もはや空想としか表現しようがありません。
・████████████?

█████████████████████

██████████████████

これは1話だけでも『水星の魔女』を見た人なら理解していることだと思いますが、ホルダーをミオリネの婚約者とするのはホルダー制のルールです。ミオリネの一存ではありません。
・██████?

█████████████████████████████████████████████████████████

█████████████████████████████████████████████████████████████████████████████████

█████████████████████████████████████████████████████████████████████████████████

█████████████████████

なんと、██████████████████████████████████████████
そうなんですか。
「██████」というあたり、それは見た途端にそれとわかるような自明の事実らしいです。
では本当にそうなのか、検討してみましょう。
まず、プロスペラから夢を奪ったのはスレッタなのか。
確かにスレッタは「プロスペラの死」「エリクトが自由に生きられる世界」というプロスペラが望んだ結末を「やだ」と拒否します。

ただし、それに手を貸した人間が二人いました。
エランと、他ならぬエリクトです。

エリクトは「お母さんともみんなとも、やりたいこと、いっぱいあるから」
というスレッタの言葉を聞いて彼女に力を貸しました。
この時点で「███████████████」という主張は価値を失います。
「救われる対象」であるエリクトがそれを望まない以上、プロスペラが強制的に実行すると、今度はプロスペラがエリクトの権利を侵害していることになるからです。

したがって、プロスペラの夢の正当性を消し去ったのは他ならぬエリクトなのです。

次に、そもそもプロスペラは夢を奪われたのか?
議会連合周りのゴタゴタが片付いたあと、スレッタとプロスペラは再び対話の機会を持ちます。
そこでヴァナディース機関の人々にも「十分よくやった」「こっちに来るのはまだだ」と死を否定され、スレッタにも生き方を肯定され、それでも引き下がれないプロスペラを納得させたのは、やはりエリクトでした。
死者たちやスレッタの言葉を受けても冷静さを保っていたプロスペラは、エリクトの姿を目にして泣き崩れます。そして彼女の「スレッタとこれからも一緒にいたい。お母さんとも」という言葉を受けて、プロスペラはエリクトとスレッタに謝罪したのでした。

このとき、プロスペラはようやく自分を許し、スレッタとエリクトの願いを聞き入れたのでしょう。つまり、プロスペラは夢を”奪われた”のではなく自ら手放し、スレッタとエリクトと共に生きることを選んだのです。
それを███████████████と表現するのは、『水星の魔女』という作品への冒涜です。少なくとも最終話まで含めて『水星の魔女』を愛するファンのすることではないと思います。
三年後にプロスペラが車椅子に乗っていることについては、GUNDフォーマットの後遺症があると語られていたのでそれでしょう。普通に考えれば。
上記の議論がなくとも「████████████」というのはかなりブッ飛んだ解釈でしょう。
ちなみに、BD最終巻のキャラコメ(三年後設定)では元気に嫁姑喧嘩していました。むしろ正式にミオリネの姑になったことで嫌味のキレが増したように思えます。
それから、私にとってはこちらの方がよほど衝撃的なのですが、「███████████████」らしいです。
ミオリネの影響力を高く見積もりすぎ、というのはもう言っても詮無きことなので仕方ないですが、はっきり言えるのは「████████████」ことを示す・匂わせる描写は本編中のどこにもないということ。あったとしても『███』の言う「██████」というのが偏見に満ちているので無意味ですが。
唯一ノレアの攻撃で被災したアスティカシアの生徒たちにトマトを配る場面だけは「ミオリネさんならそうするから」という動機がはっきり口にされました。
しかしそれは配るのがミオリネのトマトだからであり、1話の時点でミオリネを救ったことからもわかるように、無償で人を助ける善性はスレッタ自身のものです。
以上のように、「プロスペラがスレッタに望まず夢を奪われた」という描写も「それがミオリネの影響である」という描写も、本編には存在しません。

・████████████

████████████████████████████████████████████████████████████████████████████████████

█████████████████████
█████████████████████
██████████████████████████████████████████

████████████████████████████████████████████████████████████████████████████████████

███████████████████████████████████████████████████████████████

██████████████████

えー……ツッコみどころが多すぎて1トピック丸ごと引用する形になってしまいましたが、くじけずにとにかく上からツッコんでいこうと思います。

「██████████████████」
まず、「███」というのは5号がスレッタを揺さぶるために使った単語で、「ミオリネにスレッタへの愛情はない」という意味でした。
11話でスレッタの口からミオリネに伝わったからか、17話でスレッタを手酷くフるときに再利用されましたが、最終的に本当に結婚しているのでミオリネにとってスレッタが███だった(=愛情がなかった)わけがありません。言うまでもないことですが……

次。
・「███████████████」
序盤のスレッタがホルダーでいることを嫌がっていたのは確かで、4話にそういった台詞があります。
しかしスレッタとエアリアルが退学処分・廃棄されないためには、ホルダーとして実力を証明し続けなければならなかったのです。
それはヴィムが2話で「エアリアルの商品価値を測りたい」という形で助け舟を出したからですが、後に7話でミオリネが「実力を証明し続けてきたエアリアルを廃棄するのは勿体ない」と主張してスレッタを救うことに繋がります。
その後、7話以降のスレッタはミオリネの花婿であることを誇りに思うようになります。上記で挙げた「スレッタが花婿役を拒否していた」時期はそこで終わりを告げました。

「花婿、なら……お嫁さんを、信じます」

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第9話

「妻じゃないです!婿、です」

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第10話

「信じます。私、花婿ですから」

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第11話

「ごめんなさい。私、お嫁さんいますから」
「ミオリネさんと約束したんです。そばにいるって。決闘も負けないって」
「だから決闘、私が勝ちます」

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第14話

・████████████████████████████████████████████████
1話でエアリアルを奪ってグエルと決闘したときはそうだったでしょう。
しかし「██████」と言うにはあまりにも早く、ミオリネがスレッタより自分を優先する時期は終わりを告げます。

終わったのは2話です。
ミオリネは父親への反抗心から地球に逃げようとしていました。2話で再びフェンに声を掛けられ、そのまま脱出することもできました。しかしその絶好のチャンスをスレッタのために棒に振ったのです。
この時点で自分の反抗心よりもスレッタを優先していることは明らかです。
さらに7話では、スレッタを救うために父親に頭を下げて出資を願います。
皮肉にも、『███』の見立てでは「████████████」はずが、「父親への反抗心を抑えて助けを求め、スレッタを救う」という逆転が起こってしまっているのです。
シャディクについては……よくわかりません
スレッタを救うための会社設立に立ちはだかってきたシャディクと対峙する展開を、どうして「████████████」と解釈するのでしょう?会社を設立するまでミオリネがシャディクと対立してる描写なんて無かったですよね?
誰かわかったらコメントで教えてください。
・█████████████████████
これも……どういうことでしょうか?

クイン・ハーバーの被害者らしきデモを相手にミオリネが手を差し伸べているシーンはありましたが、そこにスレッタの姿はありませんでした。
スレッタはデモと縁のない麦畑に登場し、水星に学校を作る夢の端緒として、地球に学校を作るという展望を語っていただけです。

それがどうして「███████████████」という解釈になるんでしょうか……
誰かわかったらコメントで教えてください。
そういう主題のトピックとはいえ、ちょっと辛くなってきました。
・█████████████████████
上記のような理由で怒っている「█████████」「█████████」「████████████」なる人を私は見たことがありませんが、いると言うからにはきっといるのでしょう。

しかし既に指摘した通り「上記の理由」は事実と異なるので、そういった人を見ても私の目には「なんだかよくわからないことを言って怒っている人」としか映らないかと思います。

・█████████████████████

まったくもって正しい意見だと思います。
故にスレッタは「エリクトが自由に生きられる世界を作るための道具」としてではなく、一人の娘として母親に向き合い、望みを叶えたのです。
「フリーダムファイター」として生を受けたシリーズの主人公に相応しい結末でした。

……え?ミオリネ?が?尊厳を守ってないって話なんですか?
……なんで?

・██████████████████████████████████████████████████████████████████
えーと……本編の話は既に否定したので、本編外の話をすればいいんだと思います。

『███』では残念ながら「███████████████」の内から「ミオリネがスレッタから何かを奪っている」場面の具体例が何一つ示されていないので、私の方から一つ本編外の展開を提示させていただきます。たぶん「██████」に入るでしょこれ。

どの写真を見ても笑顔で、はしゃいでて、幸せそうで……
それから意外とミオリネをからかう場面が多く、スレッタのそれまでにない一面を見せてくれる企画でした。こういう穏やかな日常シーンは本編には少ないので。
だいたいの写真でなんか口いっぱいに頬張ってたりなんか頑張って漕いでたり、スレッタはいつも一生懸命に楽しんでますね。
どうしてこんな幸せそうな二人の関係がボロクソ言われてるんでしょうか。
なんだか涙が出てきました。
何の話でしたっけ?もういいでしょなんでも。

・小まとめ
気を取り直します。

本項の冒頭で述べたように、ここで引用した文章は本編を曲解したものですらなく、本編に存在しない描写を基にしたものでした。
筆者の頭の中にしかない根拠
であれば、もはや同じミオリネアンチであっても批判点を共有することはできないはず。

それでもかの記事が全面的に正論であるかのように人気を博しているという事実は、このような憶測を私の脳裏に生じさせます。あくまで憶測です。

実は何も考えていないのでは?


権威付けの価値

ここまで、『███』をはじめとするアンチの特徴である「キャラの言動や性格を曲解するメカニズム」についてお話してきました。

しかし彼らにはもう一つ、共通する特徴があります。
それは「曲解した言動や性格を既存の言論に当て嵌め、権威付ける」こと。

『███』の主張の大きな軸となっているのが、ミオリネの言動をモラルハラスメントと結びつけることです。
本論の先鋒として「██████」と題したミオリネの行動(に対する解釈)をモラハラチェックリストに照らし合わせたり、結論である「██████」に「█████████」と答えていることからそれが読み取れます。
確かに、評価されている既存の言論を引用して自論と照らし合わせることは議論の基本です。
しかし議論が持つ核、本質的な価値は「照らし合わせる自論」にあります。
「ミオリネの言動にはこういう意味があった」という分析に欠陥があれば、それをいくら権威的な言論と結びつけても意味はありません。

事実、『███』を読んだ方から、モラハラチェックリストとの照合はチェリーピッキングにすぎないとの声が複数上がっていました。
私の意見としては、『███』におけるチェリーピッキングの基準は「それ自体がモラハラに該当する言動」ではなく、「意味を捻じ曲げて解釈しやすい言動」でしかなかったと考えます。
捻じ曲げやすい描写だけを取り出して曲解し、あるいは存在しない描写を持ち出し、既存の言論と結びつけて為される権威付けには一切価値がありません。

まとめ

  • ミオリネの変化や行動に至った経緯を無視して彼女の性格を分析している

  • ミオリネに対する共感性が欠如しており、心情を一切考慮していない

  • 本編に存在しない描写を根拠として彼女の性格を分析している

  • 既存の言論とミオリネの性格を照らし合わせようとするが、その照合対象が曲解されたものであるため無意味

本記事で述べた『███』の問題点をまとめると、以上のようになります。
こうして並べるとメチャメチャボロクソ言ってるように見えますね……
ただ、『███』をボロクソ言ったからといってミオリネが一切欠点のない聖人君子だと言いたいわけではありません。単に『███』の論理展開と結論が間違っている、というだけです。

(特に初期の)ミオリネは激しい性格ですし、本人も認める通り何度か間違いも犯しました。
しかし「何度間違えても前に進むこと」が『水星の魔女』が出した結論だったはずです。

「正しくても、間違ってても、自分がやったことは取り戻せないんだって。
 何も手に入らなくても、前に行くしかないんだって」

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第22話

「いつか必ずどこかで間違うのよ。それでもできることをするの」

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第24話

そして三年後のミオリネも、「自分の過ちを償う」という形で前に進み続けています。『水星の魔女』のテーマに沿った成長を確かに遂げたのです。
それはスレッタと出会ったからこそ為されたことでした。
故に、『水星の魔女』のファンを名乗るなら、ミオリネとスレッタの成長と意志を否定すること、二人が共に生きることを否定することだけは絶対に間違っています。

「私がここまで来れたのは、ミオリネさんと出会えたからです。
 これは間違いなんかじゃありません」

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第22話


最後に

最後に、アンチの多くに共通する手法をもう一つ紹介します。
それは「被害者であろうとすること」
キャラやそれを推す人たちを破綻した論理や感情論で罵倒しながらも、

  • 「正当な批判をしているのに〇〇推しに言いがかりをつけられている被害者」

  • 「自分の推しではなく〇〇を優遇している公式の被害者」

  • 「好きな物語の間違った結末を見せられた被害者」

と自らを定義する。
事実、以前私がXで会話したある方は、ミオリネアンチスレについて「Xでミオリネを批判するとスレミオ厨に絡まれるからやむを得ずアンチスレが立った」と話していました。
私の価値観では、アンチであればすなわち加害者です。
キャラの人格を否定し、そのキャラを推す人を嘲笑い、晒し者にし、それに反論する者がいれば排斥する。
そんな場であるアンチスレに参加したり、肯定する者が加害者でないはずがない。これはミオリネに限らずグエルでも、誰のアンチでも同じことです。
『███』もまた「██████」との文言をタイトルに掲げ、まるでそれに理がある、そうさせるだけの欠点がミオリネにあるかのように語る記事でした。私の価値観では、この記事を誰でも読める状態でネットに公開した時点で、筆者は全てのミオリネ推しに対する加害者です。

しかし、少なくとも「ミオリネのどこが、なぜ悪いのか」を明確に語ろうとした記事ではあります。この時点で極めて希少と言えるでしょう。
ならば、それを否定する側も「その主張のどこが、どうして間違っているのか」を明確に語らなければなりません。相手を差別主義者と呼んだり、ただ人格を否定するだけでは本当に相手を被害者にしてしまう。
『███』のコメント欄には記事に肯定的なコメントか、「相手を被害者にしてしまう」だけのコメントしかありませんでした。
私はその状況を見て記事の内容を否定するコメントを投稿し、納得できない点があれば指摘してほしい、と伝えましたが「この記事がきちんと否定できるものだと示したい」という動機が相手に不快感を与えたらしく、会話は打ち切られてしまいました。

相手がコメントを削除せずに残すという良心的な対応をしてくれたとはいえ、『███』だけがこのサイトの目立つ部分に残るという状況──『水星の魔女』を観ていない人にとって、まるで『███』だけが真実であるかのように見える状況を、極めて不快に感じました。
それがこの記事、『███』を論理的に否定しようと試みる記事を書いたひとつめの動機です。たぶん私の記事があんなに伸びることはないだろうけど

もうひとつは、「アンチの主張は論理的に否定できる」ということを、第三者だけでなく「相手を被害者にしてしまう」だけのコメントを投稿している人にも伝えたいと思ったからです。
『███』の内容は、はっきり言って読んでいると動悸がしてくるほど不快でした。ですから冷静さを失ったり、相手を罵倒したくなる気持ちも理解できます。

しかし、あの記事を書いた人間がどんな人間かなんてどうでもいいでしょう。
私達が主張したいのは「ミオリネはそんな人間じゃない」「スレッタとミオリネの関係はそんなものじゃない」ということであるはずです。
どうしても吐き出したい思いがあるなら、それを冷静かつ論理的に主張しましょう。
ミオリネの話題なら、それができます。
「ミオリネはそんな人間じゃない」ということをこの記事を通して論理的に示してきたつもりです。
故に、できます。

大丈夫です。
『水星の魔女』を観た大多数の人は、熱心なミオリネ・スレミオ推しでなくともそれをちゃんとわかっています。


一番賢いのは、大多数のミオリネ・スレミオファンがしているようにアンチなど相手にしないことです。それが一番でしょう。

それでも黙っていられない人は、せめて正しく戦いましょう。

2024/4/7追記 
よく考えたら明らかに『███』への反論だとわかるタイトルじゃないと『水星の魔女』を観てない人に別の視点を提供する目的が果たせないのでタイトルを修正

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コメント

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削除した記事の再掲|sink
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