「鹿の子」最高値1万円 青森県沖クジラ、八戸港魚市場で初競り
八戸港とむつ市大畑港の青森県内2拠点で行われている商業捕鯨で捕獲されたミンククジラの生肉が12日朝、八戸港第2魚市場に今季初めて上場された。顎の付け根周辺から取れる脂が乗った高級部位「鹿(か)の子」が1キロ当たり1万円の最高値で取引。上場した全量が競り落とされ、好調なスタートとなった。 同日上場したのは、9日に太地(たいじ)町漁協(和歌山県)所属の「第7勝丸」(32トン)が2年ぶりに八戸港沖で捕獲した雄のミンククジラ肉の一部。192ケース分の計12部位(702.4キロ)が競りにかけられた。鹿の子以外では、クジラの噴気孔周辺の部位「潮吹き鹿の子」が1キロ当たりで最高8500円、下顎から腹にかけての部位「畝須(うねす)1級、2級」が同6千円、心臓が同6500円、頬肉が同6千円、赤肉が同4千円などで取引された。 八戸市の卸売業・八戸魚市場(うおいちば)の松森義昭課長は「全体的に鮮度の評価が高く、活気が出たのはうれしい。せっかく地元で取れたクジラ肉なので、地産地消に向けて今後も盛り上がってくれれば」と期待を寄せた。 クジラ肉は今後、同市内のスーパーなどに並ぶ見通し。