アンの赤毛を除いて髪と目の色は実写では演者の都合で原作と変わっちゃうのもあるけれど、新アニメ版はギルバートもダイアナも「ノーそれだけはやっちゃいかん」て色(ギルは赤毛だけは絶対にダメ・ダイアナは緑髪だけは絶対にダメ)を見事に選択してきて逆にすごすぎる
「アン・シャーリー」校閲を希望③ダイアナの目は青ではなく黒 村岡訳「目は黒いし、顔はばら色だよ」 原文She has black eyes and hair and rosy cheeks. 黒い目と髪で、ばら色のほっぺだよ 『赤毛のアン』を読むと、ダイアナは北アイルランド系。「ブラック・アイリッシュ」で黒髪に黒い瞳です。
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新アニメ版では赤毛をからかって逆襲される芸でお馴染みのギル自身が赤毛になって破綻してる話は何度もしてきたけど、ダイアナの方も髪の色が緑だとストーリーが成り立ちません 旧アニメ版でもやってるところ、アンが赤毛を染めるのに失敗して「緑」になって赤毛より酷いとされるくだり

Apr 6, 2025 · 1:35 AM UTC

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ここも赤毛と同じで「Green」はあくまで便宜的な呼称であり、Green/緑ときいて思い浮かべる色ではない(Green it might be called, if it were any earthly color)のだけど、「Green」と呼んで心底嘆いてみせる以上は「Greenと呼べる髪色」は美しくないことになる
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ではなにが美しい髪色なのかというと、ダイアナのような黒髪「a beautiful raven black」。冒頭馬車でのマシンガントークのときから一貫してて、コミカライズで先行してたとおり新アニメ版でもそのまんまなぞる(「麗しく波打つ黒髪」と言い回されている)。そしてこれがつまりダイアナのあるべき髪色
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髪染めに失敗して、自分ではRaven blackになるつもりがGreenになって悲嘆のドン底にくれるというのに、新アニメ版は美しい理想形であるべきダイアナの髪色が「Green」と判定される色になってしまってここも全力で辻褄が合わなくなってしまってる
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「赤毛を嫌い黒髪を理想としてきたアンが無二の親友としてめぐり逢ったのはその理想形そのもののダイアナ、ダイアナのような黒髪になりたくて染めたら失敗して最悪中の最悪である緑髪になってしまった」…こんなすごくシンプルなすじみちなのに、なぜか新アニメ制作陣は自らわざわざブチ壊しにいく
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ダイアナの黒髪なんですが、アンを「Carrots」と揶揄うように、ダイアナも「Crow」と揶揄われている(石板アタックのフォローであれは誰にでも揶揄う奴なんだとダイアナが慰める)。黒髪の子が演じてない実写版では改変まったなしな部分すね…(2015年版は自分がどう言われたかはスキップして乗り切る)
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旧アニメ版では原作どおりにこう 「私の髪だってあんまり黒いんで馬鹿にして笑ったわよ」 「なんべん私のこと烏って言ったかしれないわ」
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「原作どおり」といってもココ、日本語にすると「Crow」と「Raven」が同一の「カラス」になっちゃうんよな。両者は違う種だRavenの方が大型だというのはわかるけど、そこに込められたニュアンスの違いが日本人にはわからない、同じ言葉になると表現できない。
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アンがいう「There's a great deal of difference between being called a crow and being called carrots」カラスとニンジンでは大違いというのもまぁニュアンスがわからんのだけど、CrowがRavenの近接種であることを踏まえればそう悪くない喩えということになるのだろうか
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「Crow」も「Raven」も「烏」になる日本語でつくられた旧アニメ版なんですが、その違いは留意されていて、美しい黒髪の形容である「Raven black」は(冒頭マシンガントークでも緑髪の悲嘆の場でも)日本式の黒髪の賛辞である「烏の濡れ羽色」と言い回しています
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美しい黒髪の形容詞「濡烏」と「Raven black」て洋の東西で発想が偶然一致したものなのか、それともどちらかがどちらかの翻訳ではじまったものなのか…
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新アニメ版はキービジュ発表時点では現代コンプラ対応で故意に絶対NGカラーを選んだのかもと思ってたが、そんな思想すらなくただたんに惰性のザルで破綻おかまいなしなだけだとわかってガッカリしかないんだけど、ダイアナの髪をなんで緑にしたのかというとこれも安直至極に「赤の補色だから」スよね…
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パーソナルカラー脳。
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今年のプリキュアと今朝はじまったプリンセッションオーケストラ。カラフルなメインキャラ集団個々にパーソナルカラーを立て、その同系色で髪や目や衣装の色を纏めてしまうやつ(プリキュアは黄色髪だけときどき揃えないのが伝統)
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パーソナルカラー揃えというのは昔からあるもの、レッドが「赤〇」って苗字だったりブルーが青いジャケットをいつも着てたりはしてきたけれど、アニメ(やビデオゲーム)は好きな色で塗れてしまうから歯止めがなくなる。かつてセーラームーンは諸々揃える方が少数派だったがプリキュアは揃えない方がレア
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アン新アニメはアンが赤毛だからってもう衣装も同じ赤系で揃えちゃって、それで禁忌のピンクも平気で踏んじゃう。ダイアナはアンの相方だからって赤の補色の緑をパーソナルカラーにして、これもやっぱり緑系の服ばっか着せてしまうワケ。パーソナルカラー脳、「アニメ脳」。
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「赤毛として有名だから赤をパーソナルカラーにします」「その相方だから緑をパーソナルカラーにします」あまりに安直な発想だけど、そんな凡庸な配色が提案されてもリテイクしない、お話の内容と矛盾することもわからずそのまま進めてしまう監督がもうほんとダメ
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「配色を変えたとおりにストーリーを書き換えるんだろう」って事前に想像してたのは、ふつうそれがあたりまえだからですよ。まさか赤毛のアンのストーリーをテンプレのごとくただなぞって、わざわざ変えた配色と矛盾を起こしまくってもガン無視していられるようなドン底な制作姿勢だろうとは思わない
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「赤い髪」「再アニメ化」というと思い出すのは「らんま1/2」。女に変化すると髪が赤くなるのは旧アニメ版独自の設定で、新アニメ版もそれを踏襲するけれど、そもそももともとそんな設定は原作にないので劇中で言及されることはなく、何色にしても矛盾は起こらない
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赤毛のアン新アニメ版…「アン・シャーリー」の場合は「原作と違う」かどうかよりもはるかに重大な問題を抱えている、「文芸とビジュアルが平気で矛盾している」というのでどうしようもないんですよ
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ダイアナを緑髪にするなら出逢うより前、冒頭のマシンガントークから一貫して「緑髪がアンの理想の美」ということにすりゃいいんだよ。アンの髪を「赤毛でなく」真っ赤に改変しギルバートを赤毛にするなら、イジる言葉を「赤かぶ」とかに変えりゃいいでしょ。なんで色を変えつつお話は昔のままなんだよ
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しかし原作つきのリメイク企画は「旧版より”原作に忠実です”」というのが太いテンプレで、リメイクされるような名作をわざわざまた手掛けるときはそれが鉄板(アンパイ)な売り文句になるものよ。ポリシーなくても「前のより原作どおり」はつくれるし、それを単純に評価する原作ファンがいてくれるから
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「原作と旧版を比較して原作と違ってるとこを原作準拠にする」そんな機械的な作業でも間違いなく評価してくれる層があるんだからアンパイなテンプレになる。今回はそれすらもしない、ただデジタル16:9リメイクの商材を製造してるだけ…
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こないだも「現代になってもリメイクされるような作品は玉石混合の”玉”なのでアニメーション作品としてそうそう超えるものはつくれない」て話はしたが、じゃあなんで20世紀の名作アニメがそこそこクオリティでリメイクされまくるのかというと、どんだけ名作だろうと4:3アナログ作品では商売し辛いから
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往年の珠玉の名作には到底及ばないそこそこレベルの現代リメイク企画であっても、16:9デジタルのフォーマットで有力コンテンツを生き返らせるという行為だけでビジネスとしておおきな意義があるんです
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70年代、80年代、そして90年代の名作がリメイクされまくる昨今、しかしだからといって20年後には2010年代の名作が同じようにリメイクされていくかというと、まぁほとんどないでしょうね リメイクのネタになるのはほぼ4:3作品だけですよ
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