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[南果歩さん](上)読み聞かせの活動は息子との思い出が原点…コロナ禍に目覚めた「原稿用紙」
ドラマや舞台などで活躍する女優の南果歩さんは、絵本の読み聞かせをライフワークにしていて、自分で手がけた絵本も出版しています。活動の原点は、息子さんと築いた絵本の思い出だと言います。(聞き手・利根川昌紀、撮影・小倉和徳)
子どもははしゃぎ、大人は…
――絵本の読み聞かせの活動を始められたきっかけは何だったんでしょうか。
息子が小さい時に、よく絵本の読み聞かせをしていました。(成長して)もう読んであげなくてもよくなった頃から、息子が通っていた小学校とか、お声がかかるとボランティアで読み聞かせに行っていたんです。
東日本大震災が発生した直後に被災地を回ったのですが、翌年、翌々年くらいから「この後、自分に何かできることはないかな」と考えました。自分ができることは、限られているのですが、幼稚園や保育園といった小さなお子さんがいるところで、絵本の読み聞かせをやってみようかなと思って始めました。
2016年に熊本地震が起こってからは、熊本にも行くようになりました。コロナ前までは、そうやって東北や熊本の現地に赴いて、読み聞かせをしていました。
――絵本は、どのように選ぶのですか。
自分が持っている本を10冊くらい持って行きます。その中から、当日の雰囲気だとか、子どもたちの様子を見て選びます。「これを読むぞ」っていうふうには決めて行かないです。
――読む時に心がけていることはありますか。
それも、目の前にいる子どもたちによって変わります。私の読み聞かせは、あまりまじめな形ではなくて、どんどん脱線していきます。読みながら、時に子どもたちと遊んだり、ハグをしたりとか、子どもたちに触れたりもします。「この物語だけを聞いてください」というよりも、本を使いながらコミュニケーションを取る形ですね。
――子どもたちの反応はどうでしょうか。
そうですね、本当に年中さんと年長さんでも違いますし、それが面白いから私も続けているところがあります。あと、親御さんも一緒に聞いてくださるのですが、子どもたちが楽しそうにはしゃいでいても、大人の方が涙ぐんだりしていることもあります。
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