これは2023年に書かれたhana塾長から塾生へ向けての手紙です。
現在のhana塾の運用と一部違う内容も含まれていますが、非常に大切な内容なので当時の文章のまま掲載しています。
塾生への手紙 2023/9/4
⒈投資への姿勢
実際、塾生も多くの方が初心者の方だと思います。投資の世界では投資3年でも初心者です。10年投資していても何となくゆるく投資していれば初心者と言えると思います。
本屋に並んでいる本を数冊読んで基本的な用語が分かっていても、投資をして色んな銘柄を扱っていても初心者です。
では初心者と初心者ではない方の違いは何でしょうか。
自分の頭で考えて投資をしているかどうかです。
私は投資を楽しんでいただきたいと思っています。しかし、実際には想定以上の損をして苦しんでいる方も多いのではないでしょうか?
自分の頭で考えたつもりになっていても、インフルエンサーの紹介する銘柄や、相場の上げ下げ予想に乗っかってまんまと騙されて損をして、絶対に儲かると思って集中投資してしまって取り返しのつかない損をしていませんか?
どのように投資をすればよいのか分からなくなってしまっていませんか?
答えは簡単です。勉強するしかないのです。
それっぽいことをつぶやいているtwitterアカウント、YouTuberに踊らされるのは辞めましょう。付き合っていても成⻑するための道筋が明確でなくいつまで経っても初心者から抜け出せません。
自分の脳を鍛えて資産運用を学んでいき、初心者から脱却しましょう。
体系的に学び、実践で試していく。仮説と検証を繰り返して精度を上げていく。私はこの作業が他の何より楽しいです。
トライアンドエラーを繰り返して精度を上げることが辛い方、向いていないなと思う方はどこかで成⻑が止まるでしょう。
株は知的な総合格闘技なので奥深い世界です。学べば学ぶほど自分の至らなさに気が付きます。一生楽しめるゲームと表現される方もいますよね。
⒉資金管理
投資は自己責任です。
資産配分をしっかり考えましょう。
まずはボラティリティの低いインデックスへの投資や現金をメインのポートフォリオにして、残りの「失っても良い」余剰資金で裁量トレードをしましょう。勝てないうちからボラティリティの高いCFDやFXに大金を突っ込まないようにしましょう。
私はインデックスの積み立てをしながらCFD(レバ10倍)で資産を着々と増やしています。この手法なら精神的に落ち着いてトレードできます。
例えばあなたの資産が1,000万円あったとします。
もしあなたがギャンブラーで500万をCFDに突っ込んだら?みるみる資産を減らしてトレードの世界からすぐに退場するでしょう。
例えばこのような資産配分はいかがでしょうか?
600万:現金(米ドルもしくは日本円)
350万:インデックス分散積み立て
50万:CFDやFXでのトレードの証拠金
保守的だなぁと思いましたか?
これでは儲けられないよ!と思いましたか?
CFDではレバレッジ(指数では10倍、コモディティ20倍、株式5倍)を利かせられます。50万円にレバレッジを10倍かければ500万円です。資産が1,000万円の人が500万円分の差金決済トレード(CFDやFX)をすること自体かなりリスキーだと思いませんか?
CFDやFXの仕組みに関してはしっかり下記サイトで確認しておいてください。
例えば500万円分のCFDトレードをして、指数が5%動けば変動額は25万円です。1,000万円の資産に対して2.5%も動くということになります。正直これはかなりリスクを負っている方だと思います。1,000万円の資産がある方でもCFDやFXの証拠金で50万円投入することがリスキーであると私は考えます。
リスクを最小限に抑えておいて、利益は着実に伸ばしていく。上達するにつれて配分を変えていけば良いので最初は保守的に行きましょう。
一年前の塾生への手紙では下記のように記載しています。結果としてこの判断、指針は成功でしたよね?
インデックスに関しては今は下落相場なので積極的に買いづらいかもしれませんが数年後を考えれば株価は上がる傾向にあります。今はパフォーマンス悪くても少額ずつ買っていくのが良いと思います。note基礎編1で紹介しましたがコアサテライト戦略という考え方があります。インデックス投資の積み立てをメインとして、残りの部分で個別株を保有してバランスをとるやり方です。なぜこの手法が有名かというと普通に投資をしたら個別株のパフォーマンスはインデックス投資に劣後するためインデックス投資をメインとする方が安全だからです。アクティブファンドと呼ばれるプロが運用するポートフォリオはインデックスの投資成績に勝てません。初心者はインデックスに勝てません。 塾生への手紙その1より
前回の手紙執筆後のナスダックの値動き。積み立てておけば十分爆益でした。
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⒊テクニカル分析の魅力
私はCFDが一番儲けやすいのでCFDに落ち着きましたが、テクニカル分析を学べば他の分野でも勝率が上がります。例えばhana塾でテクニカルを学び、CFDが肌に合わなければ個別株で学んだことを生かしてください。
テクニカル分析はあなたの投資を楽しくしてくれます。
⒋テクニカル分析を体系的に学ぶ
テクニカル分析の本を買ったことありますか?
なんとなくチャートが並んでいる本をざっと読んだだけでは中々マスターしたなぁという気持ちにならないのではないでしょうか?
テクニカル分析は「技術」です。
スポーツと一緒で型があり、その基本を習得していないと応用が効きません。
テクニカル分析の基礎中の基礎が「ダウ理論」です。
それを理解しないで移動平均線やMACDを学ぶ人が多いです。当たり前ですよね、どの本読んでも移動平均線やMACD、ダブルトップなどというキャッチーで説明しやすい、理解しやすいことばかり書いていますから。私ももれなくその罠に引っ掛かりました。
正直、ダウ理論なんて投資9年目で初めて聞きました。それだけ適当に投資してきたということです。テクニカル分析を学んでいるうちにダウ理論に行きつきました。実践して使ってみて、その汎用性の高さ、優秀さに気づかされました。
ダウ理論をまず理解してください。理解するのに苦労しますが上達のためには最短の道のりです。ダウ理論、高値安値、トレンドに関する動画を幾つもアップしているのでそちらでしっかり学んでください。
ダウ理論や基本的なテクニカルの考えかたを身につけることが上級者への道のりの最短距離です。
⒌メンタルマネジメントについて
では、そのような座学を学んだらみんな勝てるのでしょうか?
いいえ、勝てません。投資の世界は9割の人が負ける構造です。
敵はマーケットではなくあなた自身です。
売と買ボタンがあるだけで反対を押せば爆益なのに、、、と思ったことありませんか?なぜわざわざ負けてしまうのでしょうか。そこに相場の罠があります。
塾に入っていただいた皆さん、最初は「よし!儲けてやろう!」という気持ちで一杯ではありませんか?
そのマインドが負けを呼び込みます。
儲けてやろうという気持ちを一回捨ててください。儲けるためにどうするかではなく、負けないためにどうするかを考えてください。
エントリーするということはリングに上がるということです。準備せずに戦場に立てば一瞬でノックアウトされます。
皆さんが損しているケースの9割はエントリーポイントが悪いせいです。
1そもそも分析しておらず失敗する
2分析しているのに待てず失敗する
3分析もして待っているのに失敗する
3は仕方がないのですが、1,2はNGです。
1,2のトレードをしていてはいつまで経っても負け続けます。皆さんも自覚があるはずです。待てていれば損切が浅くて済んだのに、、と思うこと多々ありますよね。3については他のテクニックで精度を上げていけばよいのですが1,2はメンタルの問題です。
既にhana塾で学んでいただいた方は1,2の失敗がだいぶ減ってきたと思いますが、初めて参加される方はこの1,2の失敗を繰り返すところから卒業しましょう。
損小利大のコツはとにかく負けないように、想定外なら即損切をする。
それができないと、退場します。特にボラが高いCFDなら習得する前に退場を余儀なくされるでしょう。生き残ることを優先してください。くれぐれも技術が未熟な状態で大きくロットを張るギャンブルをして大きく資産を減らさないでください。
私や他の塾生が儲けていても気にしない、マイペースで行きましょう。焦る気持ちも分かります。でも大丈夫ちゃんと前を向いて歩いていれば必ず前に進みます。必要なのはギャンブルする勇気ではなく我慢する気持ちです。
⒍hana塾でのテクニカル分析解説について
私がメインで分析するのはナスダック100です。
色々見すぎるよりまず一つを極める方が優先です。日経平均やSP500などもナスダック100と相関があります。
個別株も投資信託も市場全体の流れを受けるので指数=ナスダック100の分析は非常に重要です。
トレーディングビューでナスダック100を見る際にはUS100とNQ1!の2種類あります。
US100:遅延なく見れますがGMOとの価格差が大きいです。NQ1!:遅延がありますが、GMOの価格に近いです。月5ドル払えば遅延なしにできます。私はこれを使っています。
平日は塾⻑が相場の実況をしながら分析手法をみんなで学ぶ時間としています。質問も受け付けています。相場が動くのを見ながら相場に応じてどんな分析をすれば良いのかをリアルタイムで解説しています。
子育てや家事、家族との時間などもありずっと張り付ける訳ではありませんがかなりの時間を割いていますので情報量としては多すぎるなと感じるかもしれません。すべてを理解するのは難しくても少しずつでも良いので学んでいきましょう。
ダウ理論をご理解いただいたら、ハナインジやEMA、ドラゴンインジなどを活用していきましょう。
ハナインジとEMAは別のPDFでまとめていますのでそちらをご覧ください。
ダウ理論が最もベースとなる基本的な考え方です。ダウ理論とライン(水平ラインやトレンドライン)、インジケーターと組み合わせてエントリーや決済(損切、利確)を判断します。あくまでもインジケーターなどは補助的なものでありエントリーの決定的な要因になりえません。ハナインジ活用して絶対上がる!下がる!などと考えないで下さい。相場に絶対はありません。
確率論なので上がりやすい、下がりやすいという表現をします。また、常に相場に対してはフラットな視点でいますので、「上がりますか?下がりますか?」というご質問はご遠慮いただいています。
⒎トレンドフォローとは
トレンドには3種類あります。
1トレンドが継続するのか2レンジなのか3トレンドが転換するのか
トレンドは「明確なサイン」がない限り継続します。
例えば上昇トレンドは明確なサイン「1高値を切り下げ2ネックライン(直近安値)を割ること」により下降トレンドに転換します。
リスク管理しながらのトレンドに順張りできれば利益となります。トレンドがどのステージにあるのかよく理解してどの時間軸に乗っていくのかという意識が大切です。
大きな波に逆らわないでください。200SMAや200EMAを見る癖をつけてください。トレンドがどっちに傾いているのか分かるかと思います。
よく塾でお伝えする内容ですが
ボラ拡大(爆損パラダイス)→収束(仕込み検討)→トレンド発生(収穫)→トレンド崩壊、レンジ相場へ(爆損パラダイス)→→収束(仕込み検討)→トレンド発生(収穫)
このようなサイクルを意識してください。レンジ相場で無理しないでください。自信がない時は1ロットだけ投入、想定通りならロット追加。いずれのロットも逆指値を決めてからエントリーです。エントリーしてから逆指値ではありません。どこに逆指値を置くかを決めてからエントリーです。
相場を予測することは大切です。適当な予想して損切を繰り返さないでください。予想が当たった、外れたを喜ぶのではなく、値動きについていけたかどうかを重視してください。
⒏プライスアクションとは
プライスアクションとはローソク足の値動きのことを言います。トレンドはローソク足の集合体なのでローソク足がどのように値動きしてきたのかを観察していれば次のローソク足の形を予測することができます。
習うより慣れろの世界ですので1分足を1時間くらいリアルタイムで眺め続けてください。
陽線の後は陽線が来やすいこと、陰線の後は陰線が来やすいこと、どこかのタイミングでスピードが落ちてトレンド転換することが分かるかと思います。
相場は生き物です。猛獣使いとなれるよう訓練しましょう。一緒に暮らしていればそのうち仲間になってくれるでしょう。
⒐みなさんの取り組むべき課題
塾で学んでいると同じ1年生なのにレベルの差を感じることがありませんか?でもそれは当然ですよね?
hana塾に入ったタイミングが、投資1年目の方もいれば10年目の方もいらっしゃるからです。大事なのは自分のペースで学ぶこと、そして継続することです。
いくら優秀な方でも学ぶのをやめたら勝てなくなります。
いくら未熟な方でも学び続ければしっかり成⻑できます。
目指したい姿と現状の自分のレベルの差を把握しましょう。
目指したい姿になるために埋めなくてはいけないギャップ、それこそが今の皆さんの取り組むべき課題です。
⒑勝ちトレーダーへの転身
トレードをしていたら泣きたくなることもあるでしょう、怒りたくなることもあるでしょう、スマホを投げ捨てたくなることもあるでしょう。
普段の生活では中々体験できない様々な経験を体験できるでしょう。面白いように感情を揺さぶられ、自分の弱さに気が付かされるでしょう。
でもそれは決してみなさんが弱いという訳ではないと思います。
なぜなら相場にいる9割の人は「負けトレーダー」であるからです。
つまり、「負ける」のが普通の世界に足を踏み入れたのです。
「弱い」のが普通で、「勝てる」のが異常なのです。
どのタイミングで「負けトレーダー」から「勝ちトレーダー」に転身できるのでしょうか?
投資を始めたとき?テクニカルを学び始めたとき?1年間勉強し終えたとき?一定期間負け続けたとき?
いいえ、違います。
「自分の頭で考えて」、「負けない投資」を体現できた時に初めて「勝ちトレーダー」になることができます。
利益を追い求めるスタイルでひたすらリスクを取っていては勝てるようになりません。「損小利大」という言葉の意味を理解して、しっかり損を小さくすることを徹底できない限りは、一時的に勝つことはできてもその後大きく資産を減らすでしょう。
保守的にいきましょう。勇気は要りません。臆病で良いのでとにかく相場に逆らわず必要最低限の利益だけ獲得できればOKというマインドで相場と向き合いましょう。