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【Team POCO!の素顔】vol.1 代表 猪村真由

私たち POCO! は、入院生活を送っているこどもたちの療養環境・療養体験を変えることに取り組む入院中の子どもたちに特化した遊びのブランドです。
「ベッドの上から冒険を始めよう」を合言葉に、創造力・好奇心を引き出す特別な遊びという魔法を届けています!

こんにちは!そしてはじめまして!今日 dream writer✏️🌈 &インタビュアー💭🎤 を務めるももたんこと飯島百々葉です!(通称dream writerとは、POCO!の世界をちょっぴり皆んなにお裾分けするヒトです!)

インタビューという名の長めの雑談を通してメンバーのすてきな中身をみんなに知ってもらおう!というこの企画。今回はそのメンバー紹介第1弾!

今日のお話を聞いていくのは......代表まゆたんです!!

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この春大学を卒業した、代表のまゆたん

POCO!代表 猪村真由(まゆたん)
1999年生まれ。小学生の頃、友人を小児がんで亡くしたことをきっかけに、医療者を志し始め、慶應義塾大学看護医療学部に入学。NPOや行政でのインターン、病児のあそび支援を行う医療系学生を対象にした学生団体の立ち上げを経て、2024年には、入院中の小学生を対象にした、ライフアドベンチャー教育のモデルづくりと検証事業を目的とした一般社団法人Child Play Laboを立ち上げ。「さぁ、ベッドの上から冒険を始めよう!」を合言葉に、闘病生活を送る子どもたちを対象にした遊びブランド「POCO!」主に運営し、現在は数カ所の病院と連携しながら体験プログラム「アドベンチャーBOX」の開発に従事している。
好きなことは、雲の観察と鯉の餌やり!笑

まゆたんがPOCO!をつくるまでのストーリーはぜひぜひこれまでの記事から!

▼ ①幼少期〜大学2年生(想いを言語化〜ビジコン〜学生団体立ち上げ前)

▼ ② 大学2年生~大学3年生(学生団体立ち上げ後からの一年間)


学生団体を経て、北の大地で修行の日々

ーーさっきの記事では幼少期から大学2年生まで、やりたいこと・好きなことにまっすぐどんどん挑戦していく姿がすごく印象的だった!小学生の時には応援団長をしたり、歌って踊るミュージカルをしたり、、色んなチャレンジをしてきたんだね!

そうなの!小さい頃から自分が「やりたい!これが好き!」って思えたことに関しては、猪突猛進に進んでいくところ変わらないかもしれない、、(笑)

ーーそれは今のまゆたんを隣で見ていても、感じる部分かもしれない!誰よりも楽しそうに、進んでいく姿勢は、周りにいる私たちにとっても刺激をもらうことが多いと思う。まゆたんにとって「起業」ですらも、とにかく突き進んできた感覚だった?

それに関しては、紆余曲折があって、、!実は、大学4年生になるタイミングで1年休学して、大体半分を北海道で、半分を世界の色んな場所を旅しながら過ごしていたんだ!
自分自身と、今自分が置かれた状況や時間に向き合いたいという気持ちが強くてSNSでの発信も自然と止まっていた時期で、、。

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等身大の自分を映してくれる、北海道の大自然

ーー「真っすぐ前に進む」みたいなイメージが強いまゆたんだけど、何というか立ち止まって、考えるという時間もあったんだね。どんなきっかけから休学することにしたの~?

学生団体を創業して丁度1年後くらいのタイミングかな、、!素敵な仲間、後輩に囲まれて色んなこどもたちと関わる機会を頂いたからこそ、そこで築くことができたあたたかいこどもや周りの人とのつながりを、さらに社会へ広げていくために今の自分に何ができるのか、っていう部分に限界を感じたの。そして、もっと強くなるぞ!修行するぞ!って息巻いていた時期にたまたま頂いたご縁から、北海道に移住してヘルスケア系のスタートアップに参画することになったんだ!
東京離れたのも初めてだし、一人暮らしも初めてで、何もかもがてんやわんやな中、これまで育ってきた環境が全く違う地域性を尊重しながら事業を立ち上げていく経験をさせてもらって。

誰かと競うこと、勝ち負けを軸に自分をモチベートする生き方から、穏やかでしなやかに内的感性を掛け合わせて、「人とのつながりからでしか生み出されない何かにこそ面白さがある」、という考え方、生き方に変わっていった時間だったと思う。
もちろん自身のこの成熟の過程と事業で結果を追い求めることの両輪は苦しいことも多かったけど、沢山の気づきと何より地元のおじいちゃんおばあちゃんに沢山の愛情を注いでもらって成長させてもらった時間だったなと思う。本当に感謝の気持ちでいっぱいな経験。

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週末に、ジャガイモ収穫をお手伝いしたり

ーー北海道の大自然に囲まれて自分と向き合っていたんだね!そんな時間が今のまゆたんが人に対する向き合い方とか、眼差しに反映されている土台となったんだと思うと感慨深い体験、、!

まさにそうなの!だから、この休学の期間を経験は、一度自分が何に志を据え置き、どんな人生をあゆみたいのか、何を大切にしたいのか考える時間にしよう!って思いがどんどん強くなっていたかな。
具体的には、北海道の養豚場で1ヶ月住まわせてもらって、毎日トラクター運転して豚さんたちにおはよ〜ってする毎日とか。(笑)何も目的も持たず日本を飛び出して、インドとかパキスタンとかフラフラしてみたり。その日暮らしのような生活をしながらも、「真っ白な自分が何に関心を向けるんだろう」ってちょっと試す気持ちも持ちながら、自分の心の動きを観察してた。

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豚さんおはよう〜!in 放牧養豚場

でも、やっぱりこどもたちから溢れてくるエネルギーが私は大好きだし、その可能性を広げられるようなことがしたいんだろうなって思ったんだよね。どの国に行っても、ホームステイ先でベビーシッター代わりに気付いたらこどもと遊んでるし、空港やモールに行けば一目散におもちゃコーナーに走っていく自分がいたし。課題を解決しなきゃ!とか、使命感から沸いてるエネルギーじゃなかったんだ、私はこの領域でこどもたちの未来を一緒に描いていけることが本当に幸せだなって、一度単身で東京での肩書を手放した環境に身を置いたからこそ気付かされた。
休学の終盤では、ある自治体さんのプロジェクトに新年度までの1ヶ月働かないかってお誘いいただいて。そこで働きながら少しずつ社会へ戻ってきたよ(笑)
そこでは、結構バリバリ働いて、毎日自分を試されるような仕事内容だったかな。それを通して「人の期待に応えたり一緒に働くって楽しい」って感覚をまた思い出していったの!

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パキスタンの地で自分を見つめる

学生生活ラスト一年。揺れる進路と変わらない心

ーー「新卒で起業」というと何だかかっこいいイメージだけど、、。周りは医療の現場を選択する人が多い中で、どうしてこのジグザグの道を改めて選ぼうと思ったの?

同期の看護学生は、8割くらいは看護師として歩みを進めている、、!自分の所属する学部も大多数が就職っていう道を進むし、やっぱり「意外」な選択肢なのかもしれないね。

それでも、もちろんスムーズに答えを出せた訳ではないよ、、!最後の最後まで、「自分が看護師として現場に出る意味って何だろう?」っていう事に関してずっと悩んでたの。

一般企業で内定いただいていたり、やっぱり小児科で働きたいと思って東京と神奈川の子ども病院とかへの就職を視野に就職活動を始めたり、、。振り返ってみると、休学した一年間は全部手放しつつ、この一年で改めてもう一度0から考えた年だった。だからここで何を選択するかに関して、慎重に意思決定したよ。
まあどこまで慎重になっても「やっぱ子供に惹かれるな」って思いは変わらず、ご覧の通りって感じだけど、、!(笑)。

そんななかで、当時通っていたHospitl  Play Specialistっていう病棟保育士の資格取得課程の実習同期が、(現役小児科看護師)「あなたにしかできないことがあるから、現場はこっちに任せなさい。医療現場の外側から手を組むことに必ず価値があると思うから。」って声をかけてくれたの。(うるうる、、)
医療の現場でこどもたちに向き合い続けるかっこいい仲間に出逢えて始めて、「これが役割分担なんだな」って実感したんだよね。この時期からは私は医療現場を外側から一緒に支えたい、って思えるようになったんだ!

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これは授業の一環で作った、オリジナルおもちゃ
(子どもたちでも作れて、感染対策上拭けるのがポイント)

ーー医療現場の人に言われる言葉の重みを感じるね。そのときは起業することに関してはどんな気持ちだった?

起業しようって思って走ってたというよりは、色んな人が背中を押してくれてた結果自然と今の道を走ってた!って感じ。徐々に団体としての活動も、色んな人に応援して頂けるようになって、「今まで応援してくれてた人に応えたい、仲間に応えたい」っていう気持ちもあったかな!

「よし、起業だ!」って感じは1mmもなかったよ。あ、でも卒業して学生の身分がなくなった時はちょっと意識したかも。「あれヤバいどうしよう。肩書き何なんだろう。え、代表理事しかないんだ!」みたいな(笑)「この日が明らかに転機だった」みたいな日はないねえ。よく聞かれるんだけどね~。

ーーこれはきっとびっくりする人が多いかもしれない!隣でその選択プロセスを見守っていた私にとっても、「あれ?まゆたん大学卒業したね!あ、起業?」みたいな、、(笑)自然に歩んでいく様子はまさに「導かれている」って感覚に近かったかもしれないな~。

仲間の輝く姿があるからそこ自分も頑張れる

ーー実際に団体として走り始めてもうすぐ半年、どんな思いで過ごしている??

2月に登記して、組織の体制をバタバタ整えて、って感じで。ようやく最近落ち着いてきて色々回り始めたって感じがする。特にこの2か月くらいはぐっと前に進んだ気がする。もう半年か!瞬きくらいに感じるよ!

ーーそうだよね!目の前のことに向き合ってたらね、一瞬だよね!改めて休学時期に感じた自分としての「あり方」みたいなところは、多忙な中でも意識していたりする?

すごくありがたいことに、今は心地よいペースで歩めていると思っているよ!目の前の仲間が目をキラキラさせながら働いていること、そんな姿こそが自分自身ががんばれる源泉、ってことを感じる毎日!

もちろんうまくいかない日もあるし曇ってる日もあることも含めた上で、「今日めっちゃ晴れてるな」「ミラクルタイム来てるな」みたいな。それがあって初めて、チームとして「インパクトとか結果を追いたい」って思えるんだよね。

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BOX開発を進める愉快なPOCO!フレンズ

もう一つは、「ただ一緒にいることが楽しい関係」がチームとしてすごく重要だと思ってるし、それができてるのがすごく幸せ。
毎週メンバーとスケジュール調整をするんだけど、その時に「まゆたん、今週3日も会えるね」って言われて。仕事で対面で作業することをここまで純粋に喜べるの本当に幸せじゃない?って思った(笑)

組織がどれだけ大きくなっても、「みんなにとっての居場所」でもあるんだということを大事にして挑戦を続けたいって気持ちがすごくある。普段はのろけになっちゃうからこんなこと言わないんだけどね!(笑)

ーー代表という立場だとどうしても結果とか、数字に重きを置かざるを得ない人も多い中で、今の「心地よさ」「楽しさ」を基盤にした上での挑戦、まゆたんなりの覚悟、って何かそこにしか生み出せない価値があるのでは!?、ってメンバーとしても未知の可能性にワクワクする!

POCO!の今とこれから

ーーでは、インタビューも終盤ということで、ちょっときっちりした質問!代表としてはこれから先をどう考えてるの?

そうだね。今の私の目標はただ1つ。純度の高い世界を描くこと、かな。
こどもたちは勿論のこと、病棟の看護師さん、保育士さん、親御さん、、、etc 最近は出会う人が増えて、増えれば増えるほど、現実の解像度が上がって課題が浮き彫りになった時、もどかしいな、悔しいなって思うこともいっぱいある。
でも、現場からしか事業は組み上がらない。真実はそこにあるっていう感覚かな。想いを汲み取り一つずつ丁寧に積み上げて、今ある現場の繋がりやそこでの魅力、可能性を最大化しながら純度の高い世界を少しずつ築いていく感じ。

だからこそ、まずは関わってくれるすべての人にとって、ワクワクが生きるエネルギーになるように、胸の内から湧いてくる"何か"にまっすぐ向き合いたいと思っているし、心の底から目の前にいる人の幸せを願った形で関わりたいと思ってるよ。

ーーうんうん、そうだね。確かに最近感じるのは、社内はもちろんの事、社外の担当者さんですら「あぁ、POCO!っぽいなぁ、ワクワクが生きるエネルギーになってるなぁ」って感じる人多いよね。笑 身近な人たちから一歩ずつ、一緒に描いていきたいね!

ほんとにそう!あそび(余白)と遊び(PLAY)を届けて、すべての人のワクワクが生きるエネルギーになる社会を目指し続けます!
引き続き皆様、よろしくお願いします!!

ーー長くなりましたが、いかがでしたでしょうか、?皆さんの思う「猪村真由」のイメージに対して、この記事を読んだことで、変化はありましたか?メンバーとして映る「まゆたん」は誰よりもひたむきに、素直に、自分の道を歩み続け、そこで出逢う仲間と、素敵な時間をこどもに届けたい!、と切実に行動し続けられる人です。
彼女の口癖は、「経営者は心を鬼にして判断する or 考え抜いて向き合い抜いたすんごい仕事のできる人でいるしかないと思うんだ、、!だから私は、どこまでも関わる人の可能性や良い側面を信じて、仕事の出来る人でありたい!」と言って、毎日ひたむきに楽しそうに働いている姿は正直かっこいいです、、(笑)

こんなに真っすぐ、現代社会ではついつい忘れ去られてしまうこどもの声を聞いて、社会に翻訳しようとしている「おとな」はあまりいないと思います。だからこそ、この記事を最後まで読んで下さったそこのあなたも一緒に、彼女の成長と未来の可能性を見守り、共にPOCO! Family として歩んでいけると嬉しいです!

この記事を読んで下さり、ありがとうございました!

私たち「POCO!」は、
「ベッドの上から冒険を始めよう」を合言葉に、
長期にわたって入院生活を送っている小学生を対象にした、創造力・好奇心を引き出す特別な「遊びという魔法」を届けています!
We are POCO !!!!!

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【Team POCO!の素顔】vol.1 代表 猪村真由|一般社団法人 Child Play Lab.
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