埼玉ひき逃げ・塾侵入事件 覚醒剤使用し一連の事件起こしたか
先月、埼玉県内でひき逃げなどが相次ぎ、1人が死亡し10人がけがをした事件で、このうち学習塾への侵入事件で逮捕された容疑者が当時、覚醒剤を使用していた疑いで再逮捕されました。
警察は、覚醒剤を使用した上で一連の事件を起こしたとみて詳しく調べています。
埼玉県蕨市の建設作業員、西村大輔容疑者(48)は、先月22日、草加市の学習塾に無断で入ったとして建造物侵入の疑いで逮捕されました。
この直前には「入れ墨をした裸の男が車を運転している」などの通報が相次いでいて、1時間半ほどの間にひき逃げや車の強奪など20件以上の事件や事故に関わったとみられています。
学習塾の代表や生徒の中学生もけがをしていて、一連の事件や事故で1人が死亡し、けがをした人は10人にのぼりました。
逮捕された当時、容疑者の体内から覚醒剤の成分が検出され警察は、事件当時、覚醒剤を使用していたとして12日、覚醒剤取締法違反の疑いで再逮捕しました。
調べに対し、覚醒剤の使用を認めたうえで、ほかの事件や事故への関与も認めているということです。
容疑者は取り押さえられたときも激しく暴れるなどしていて、警察は覚醒剤を使用した上で一連の事件を起こしたとみて詳しく調べています。