2025-05-12

アッパー系コミュ障ボードゲームカフェの相席文化をぶっ壊していった

うちの近所にあるボードゲームカフェ、かれこれ3年くらい通ってる。

土日祝と金夕方のみ営業で、相席コミュニティが盛んだった。1人で行っても複数人で遊べるのがありがたくて、初心者常連もいて、たまにクセの強い人が混じってても、それも含めて居心地がよかった。

……アッパー系コミュ障が来るまでは。

そいつが現れたのは、ちょうど1年くらい前。

第一印象は、「よく喋る」「声がやたらデカい」「ずっと何かに怒ってるっぽい」。それに加えて、体格がとにかくデカい。雑居ビル通路が狭いってのもあるけど、妖怪の「ぬりかべ」みたいな圧迫感。たまに電車独り言がやたらデカいおじさんいるじゃん?あの雰囲気に近い。

で、実際に同卓してみると──マジでずっと喋ってる。

「うわーこの手札じゃもう負けだよ!ありえん!」

「あ〜それやられたら、もう勝てないじゃん」

「4番手とかさ〜このルールで勝てた試しないんだけど!」

テンションは高いのに、話す内容はネガティブオンパレード

しかネットスラング唐突差し込んでくる。

「この手札じゃ、ルナの負けだよ!」

「この選択が間違ってたら、桜の木の下に埋めてもらっても構わないよ!」

知らないよ。お前はルナじゃねえし、お前を埋める穴なんか掘れねーよ。

そして誰も拾わないのに、自分で笑ってる。なんなんだよ、こいつ。

しかもその人、営業日にはほぼ毎回、開店から閉店まで来る。半年で来なかったのは数日。

正直、「ここで働いてんのか?」ってくらいの出現頻度。

最初のうちは「クセ強いけどまあ…」って感じだったけど、徐々に常連の顔ぶれが減っていった。初心者も、一度遊んだきりで来なくなる。

裏でちょっと聞いた感じ、「生理的に無理」「一緒に遊ぶと疲れる」「空気が悪くなる」と思った人たちは、何も言わずに去っていったらしい。

店側も、一度だけ最初に来たときに何か注意はしたらしい。でも内容までは分からないし、それ以降はずっとスルー

まぁ、店の気持ちも分からなくはない。この辺、他に遊べるボドゲカフェがない。多少空気が悪くなっても、競合がいないから近所の客はまた来るし、その人自身は毎回来るから売上にもなる。

から結局、「相席で一緒になった人たちに押し付ける」形で、静かに放置してるんだと思う。

でも、その結果がこれだ。

空気の読めない爆音アッパー系コミュ障居座り続けたせいで、相席文化は死んだ。

たまに新しい人が来ても、「あっ……」って空気になる。

今じゃ、知らない人と卓を囲んで笑い合う、あの感じはもうない。

最近、久しぶりに顔を出したら、案の定その人がいた。

「あっ!◯◯さん!一緒にボードゲームやるの楽しみにしてたんですよ!!やりましょ!やりましょう!!」

……あのテンション、たぶん悪気はないんだろうなって分かってる。

でもこっちは、「あなたと一緒にやると心が削れるんです」って言えない。

もういろいろしんどくなった。

ルナの負けだよ。桜の木の下に埋めてくれ。

その日は、遊ばずに帰った。

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