科学では、この宇宙は【無】から【有】を生じたと言われています。しかし、無から有は生じるなどは物理的にはあり得ないわけです。で、その【無】は何だとなったならば、量子などで説こうとするのですが、するとその量子はどこから発生したのかとなります。また解らなくなる。結局は解らない。
解らないの解らないで行くより方法はないのですが、霊界に在る映像を見ていますと、最初は何も無かったのです。
そこに微なる物が涌いて来た。やがて、それが混沌(カオス)の状態に成り、回転が起きて来て渦が発生した。その渦の中央が厚くなって、その中央が孕んだようになり中央が開いて、円筒形のような物が誕生して来た。この円筒形のモノが宇宙を創り出したなのです。円筒形が宇宙のタマゴ。
大本教霊界物語に円筒形のモノが回転して、宇宙の星や諸々の種がばらまかれた式の記述があります。その光景に関しては別に大本教に関係無く、霊的に見せられたという方もおられます。
これは【無】だと意味が解らなくなります。【ム】なのです。ムとムが重なりますと【ヨウ】という字が出来ます。この漢字は部首なのでPC上では出せません。
この漢字の組合せである【幼】の左側です。その意味は「かすか」「ちいさい」です。漢字の解説本などでは小さな糸たばの形などとありますが、しかし中国の「六書故」には陰なり。ムを重ねるとあります。明らかに「ム」の重ねです。中国ではそれから派生する漢字として「幽」なども解説しているのですが、霊界が念頭に無い日本の学者さんは、どんなに立派な学者さんでも違った解説をされたりしています。この「ヨウ」から成る漢字が「幽とか幻とか玄」なのです。
また、【糸】にもつながるのですが、その場合は神の「意図」を知ることにつながるのです。
南無妙法蓮華経の【妙】の字は、本当は【玄少】なのです。かすかで少しのモノを法とすることです。
この玄で表す存在を知ろうとしても、幻(まぼろし)と言うことになるのです。
だがその幻は存在しないのではなくて、私達の目では見るとか知ることが困難なのです。
始めという漢字は、女(陰)の胎です。宇宙が孕んだのです。この最初の「ム」はエネルギーなのです。そして回転運動から渦巻きが起きた。私達はその渦巻きの光景を銀河で見ているのです。また、台風でもその形状を見るわけです。
蛇足ながら、誕生は言葉を延べるが生まれたことになります。
聖書、言葉は神と共にあった。何か意味深いことです。
神は火(か)水(み)とも言います。火水はエネルギーです。エネルギーが存在しなければ、何も創られなかったのです。
そのエネルギーを創ったのが【回転】力なのです。
日本神道では、【造化三神】を言います。その造化三神に回転する力を【八力】と言います。三元八力によって、宇宙が創られたという話です。
言葉は摩訶不思議なことを語ります。
神は(言葉)で示し申す。
この言葉の仕組みを示すには、「紙」が必要です。
この日本は、言霊の幸はふ国。
にほんブログ村
この内容がよければ、クリックの応援をお願いします。