逮捕容疑は昨年１２月７日昼ごろ、自宅アパートで森さんの頭部をおので殴ったり、首をマフラーで絞めたりして殺害した疑い。県警は森さんと最後に会っていた人物として女子学生に話を聴こうとしたが、帰省していることが判明。女子学生が名古屋に戻った後の今月２７日に聴取を実施し、捜査員と自宅アパートに赴いたところ、遺体が見つかった。２人は、森さんが宗教に勧誘したことをきっかけに出会った。

　女子学生は淡々と調べに応じ、「（事件に使った）おのは中学生のころから持っていた」と供述。「（森さんが）自宅に上がってきたので殺害した」との趣旨の供述もしている。県警は２８日、殺人容疑で女子学生を送検した。

　女子学生はなぜ、凶行に走ったのか。本人のものとみられるツイッターには、殺害予告ともとれる内容や、殺人事件の加害者への強いあこがれをつづっていた。

　プロフィル欄では、《名古屋大学一年→名古屋大学大学院→自宅警備員→刑務所→拘置所》など、事件を起こすことを想定したともみられる自己紹介をしている。森さん殺害直前の１２月５日には、《名大出身死刑囚ってまだいないんだよな》との記述があり、殺害したとされる７日には、《ついにやった。》としていた。

　《日常を失わずに殺人を楽しめることが理想なんだと思う。》とつづるなど、殺人への興味で埋め尽くされたツイッター。とりわけ、１９９７年の神戸連続児童殺傷事件や、２００４年の長崎県・小６同級生殺害事件などには異常な執着をみせ、加害者の誕生日には《おめでとう》などと書き込んだり、《ブラームスと酒鬼薔薇（さかきばら）はほぼ同じ時期に知った》とつづったりしていた。