北大路欣也「仁義なき戦い 広島死闘篇」直談判で撮影10日前に千葉真一さんと配役変更していた

観客の声援に応える北大路欣也
観客の声援に応える北大路欣也
1973年当時の「仁義なき戦い 広島死闘篇」のポスター(C)東映
1973年当時の「仁義なき戦い 広島死闘篇」のポスター(C)東映

 俳優の北大路欣也が11日、東京・丸の内TOEIで1973年公開の主演映画「仁義なき戦い 広島死闘篇」(深作欣二監督)の舞台あいさつに登壇した。

 「―広島死闘篇」は、やくざの抗争を描いた人気シリーズの第2弾。北大路は別の仕事で返還直後の沖縄に滞在した際に第1作を観賞したことを明かし、「作品から出てくるエネルギーに心を揺さぶられました。第2作があれば、何とか参加したい」と熱望して出演を勝ち取った。

 北大路が山中正治、千葉真一さん(2021年死去、享年82)が大友勝利を演じたが、当初は配役が逆で、クランクイン10日前に変更された。北大路は「台本を読んで大友が出てくると、千葉さんの顔が浮かんでくる。これを正直に監督、プロデューサーに伝えて『僕としては山中をやりたい』と言いました」と直談判したことを告白。撮影が終わる頃、千葉さんから「お互い、この役で正解だな」と言われ、ホッと胸をなで下ろしたという。

 舞台あいさつは、建て替えのため、65年の歴史に幕を下ろす同劇場の企画「さよなら 丸の内TOEI」(7月27日まで)の一環として行われた。

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