岩手大(小川智学長)は、理工学部の入試で検討していた「女子枠」を2026年度入学者の選考から導入する。2クラスで計6人を募り大学入学共通テストと面接による総合型選抜Ⅱで実施する。社会で活躍できる多様な人材の育成を目指し、27年度入試以降も導入分野などを検討して同様の枠を設ける方針だ。
26年4月に入学する学生の選考で初めて女子枠を設ける。特に女性割合が低い理工学部理工学科の「電気電子・情報通信クラス」と「機械知能航空クラス」でそれぞれ2、4人を募集する。「選抜Ⅱ」で大学入学共通テスト6教科8科目の受験と面接を課す。
理工学部は25年度、学科を化学・生命理工学、物理・材料理工学、システム創成工学の三つから理工のみに再編した。理工学科の計8クラスに入った学生は452人で、うち女性は49人。女性が特に多かった生命分野が再編で農学部に移ったこともあり、理工学部全体の女性の割合は24年度入学生の16・4%を下回り、10・8%となった。
5月8日付の岩手日報で記事全文をお読みいただけます。