水道水で“食中毒” 「消毒しきれないほど大量に」…汚染された水、なぜ混入? ほかの場所でも起きる?【#みんなのギモン】
山崎アナウンサー
「配水池の地下ではどうなっているのか。生活用水をためるタンクがあり、浄水場からきれいにした水が送られてくる管と、各家庭に水道水として送る管がつながっています」
「ただ今回の原因とみられるのは、生活用水とは別の、畑などに使う農業用水用のタンクが近くにありました。農業用水(のタンク)は、沢などから水が送られてくる管と、畑などへ水を送る管がつながっています」
「神流町によると、農業用水用の水が水道用水用のタンクに混入したとみられています。
『水が流れる場所もタンクも違うのになぜ?』と思うかもしれませんが、つながっていた場所があったんです」
「2つのタンクそれぞれがあふれないように排水するための管があり、それが最終的に1本につながる仕組みになっていました。この1本に合流した先が、何らかの原因で詰まってしまい、逆流が起きたとみられています」
「農業用水が生活用水のタンクに逆流して入ってしまったことで、各家庭に送られてしまったとみられています。これまではこういった逆流はなかったということです」
山崎アナウンサー
「町によると昔から使われている設備で、どうしてこのように1本につながる仕組みなのかは、現段階では把握できていないということでした」
「水道の衛生に詳しい県立広島大学・生物資源科学部の橋本温教授によると、カンピロバクターなどの菌は塩素に弱く、通常であれば配水池内の水道水に入っている塩素で消毒できるそうです」
「橋本教授は『今回は消毒しきれないほど大量に、汚染された水が入ってしまったのではないか』と話していました」
忽滑谷こころアナウンサー
「水となると、目で見てわからないから怖いなと思います。今回はこういった管の構造でこの場所でこういったトラブルが起きたということですが、日本のほかの地域でも起きる可能性はあるんですか?」
山崎アナウンサー
「橋本教授によると、日本の水道水は塩素消毒を行わなければならない義務があり、大前提として安全で、今回はレアケースだということです。橋本教授は『汚染された水が逆流しない、生活用水に入ることがないような仕組みであるべきだ』とも話していました」