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水道水で“食中毒” 「消毒しきれないほど大量に」…汚染された水、なぜ混入? ほかの場所でも起きる?【#みんなのギモン】

2025年5月1日 9:34
水道水で“食中毒” 「消毒しきれないほど大量に」…汚染された水、なぜ混入? ほかの場所でも起きる?【#みんなのギモン】
群馬県の一部地域で、水道水を飲んだ住民14人が食中毒の症状を訴えました。原因とされる箇所は、塩素消毒した水を家庭に供給する前にためておく配水池です。専門家はレアケースとみていますが、安全なはずの水道水になぜ食中毒菌が混入したのでしょうか?

そこで今回の#みんなのギモンでは、「水道水に食中毒菌 なぜ混入?」をテーマに解説します。

■4人の便からカンピロバクターを検出

山崎誠アナウンサー
「群馬県の一部の地域で集団食中毒が発生し、原因が水道水だとわかりました。どういったことが起きたのか」

「場所は群馬・神流町(かんなまち)の相原地区です。4月11日以降、9歳以下の男の子を含む80代までの住民14人が、下痢や腹痛などの食中毒の症状を訴えました」

「全員が快方に向かっているということですが、県が原因を調べたところ、全員が水道水を飲んでいたことがわかりました」

「この水道は、町が相原地区の25世帯44人に供給しているものです。この水の検査をしたところ、細菌の数を示す指標が水道法の水質基準を超えていて、本来ゼロでなければならない大腸菌も検出されたということです」

「また保健所の調査によると、4人の便からカンピロバクターが検出されたといいます。カンピロバクターはニワトリやウシなどの家畜や野生動物などの消化管内に生息していて、汚染された水を飲むことで人に感染してしまいます」

■原因とみられる場所は「配水池」

森圭介アナウンサー
「保管状態が悪かったり、池や川の水を飲んだりならわかりますが、水道水でこんなことになるなんて信じられないですよね」

桐谷美玲キャスター
「ちょっと驚きますよね。食品の食中毒は私も気をつけているんですけど、水道水でこういうことがあるとなると、野菜を洗うことや手洗い・うがいなども水道水でするので、怖いなと思いますね」

山崎アナウンサー
「そうですよね。生活から切り離せないものですからね。安全なはずの水道水がなぜ汚染されてしまったのか。原因とみられる場所は、相原地区にある配水池です。配水池とは、浄水場で塩素消毒した水を、それぞれの家庭に供給する前に一時的にためておく設備です」

「フェンスで囲われ、鍵がかかり、一般の人は入ることができないように管理されています」

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■2つのタンクが1本につながる構造
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