基本情報

所属
東京大学 大学院情報学環・学際情報学府 特任研究員(日本学術振興会特別研究員PD)
学位
博士(人間環境学)(2024年3月 九州大学)

連絡先
y_wrmtyahoo.co.jp
J-GLOBAL ID
202001019094667827
researchmap会員ID
R000000141

外部リンク

専門分野:クィア・スタディーズ、社会学、メディア論など

主な研究トピックは以下の3点です。

1. 二次元性愛研究

「二次元のキャラクターや物語を、生身の人間とは異なる存在として、性的に欲望するセクシュアリティ」(二次元性愛)が主な研究トピックです。研究内容については、講演資料「フィクトセクシュアルから考えるジェンダー/セクシュアリティの政治」が分かりやすい概説になっています。関連する研究やアクティヴィズムの動向については、廖希文さんとの共著「増補 フィクトセクシュアル宣言」もご覧ください。

1.1. 二次元性愛の存在とその周縁化を説明するクィア理論の構築

「二次元の性的創作物を愛好しつつ、生身の人間には性的惹かれを経験しない」人々に関するインタビュー調査や言説分析を行っています。また、二次元性愛の存在および周縁化を説明可能なクィア理論の構築を行っています。

1.2. 「二次元」なるものの存在を説明する理論の構築

「『二次元』とは何か」「キャラクターとはいかなる存在か」について、存在論的人類学やニューマテリアリズムなどを踏まえつつ、キャラクター論やメディア論やフィクション論などの観点から理論的研究を行っています。

フェミニズム/クィア研究への示唆として、ジェンダーやセクシュアリティを人間の身体に基礎づけようとする規範に対する批判を提示しています(この点についてはこちらの論文が最もまとまっています)。

2. Aro/Ace研究の紹介

隣接領域として、アセクシュアルやアロマンティックに関する研究動向の紹介を行っています。詳しくは2025年2月刊行の『アセクシュアル アロマンティック入門――性的惹かれや恋愛感情を持たない人たち』(集英社新書)をご覧ください。

3. 差別や周縁化に関する理論研究:排除/抹消の理論社会学

従来の差別研究では、マジョリティからあからさまに差異化されつつ存在を否定される現象(=排除)が主に扱われてきました。それに対して、「そんなの別に普通じゃないの?」というように、いわばマジョリティに取り込むことによって存在を否定する現象(=抹消)も存在します。抹消もまた周縁化の一形態であり、ときに重大な不正義につながりうるということを、社会学理論やクィア理論をもとに考察しています。

その他の活動:フィクトセクシュアルのアーカイブ

フィクトセクシュアル当事者の経験やフィクトセクシュアルの観点からの思考を記録する同人誌『Fictosexual Perspective』を制作しています(PDF版をBOOTHで販売しています)。

※ウェブ公開されていない論文については、メール等でご連絡いただければ、可能な範囲でPDFをお送りいたします。


主要な書籍等出版物

  5

主要な論文

  14

主要な講演・口頭発表等

  16

主要なMISC

  9

Works(作品等)

  1

社会貢献活動

  8

委員歴

  2

共同研究・競争的資金等の研究課題

  2

研究分野

  1

その他

  2