夫に「エチレングリコール」主成分の不凍液を摂取させた罪で看護助手の妻(44)を起訴 殺人未遂から罪名切り替え=静岡地検沼津支部
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生命身体に害を及ぼす物を夫に摂取させ、殺害しようとした疑いで、逮捕された看護助手の女について、静岡地検沼津支部は傷害罪で起訴しました。検察は、女が「エチレングリコール」を主成分とする不凍液を飲食物に混ぜたとみています。 傷害の罪で起訴されたのは、静岡県裾野市に住む看護助手の女(44)です。起訴状によりますと、看護助手の女は2月20日頃から24日頃までの間、同居する夫に対して、「エチレングリコール」を主成分とする不凍液を飲食物に混ぜるなどして、摂取させ、傷害を負わせた罪に問われています。 「エチレングリコール」はPET樹脂の主原料のひとつで、水に溶けやすく、融点が低いことから、冬の時期に凍結を防ぐために、エンジンの冷却水や暖房ヒーターの内部に使う不凍液として用いられる化学物質です。これを摂取することで神経障害や腎障害を引き起こすとされ、夫は、入院約50日間を要する「急性腎障害」となりました。 看護助手の女は4月、殺人未遂の疑いで逮捕、送検されていましたが、静岡地検沼津支部は傷害罪に切り替えて5月8日、起訴しました。
静岡放送
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